こんにちは。事前に9割方書いておいた部員日誌が全て消え発狂しかけております、南雲です。
さて、東京オリンピックが開会してから早1週間となりましたが、みなさんご覧になられているでしょうか。スポーツを観るのが趣味の私は毎日テレビの前にかじりついて観戦しております。連日、日本選手団の皆さんが活躍されていますが、やはりなんといっても我らが柔道日本代表のメダルラッシュを取り上げないわけにはいきませんよね。6日間で8個の金メダルはまさに圧巻の一言。厳しい練習を重ね、どの国よりも厳しいであろう代表選考を勝ち抜いた選手が表彰台の1番高いところに立ち、会場に「君が代」が流れているところを見るのは本当に感動的ですし、自分のことのように嬉しく思います。
さて、少し話は変わりますが、実を言うと私には柔道と並んで楽しみにしていた競技があります。それが今日から始まった陸上競技です。陸上というとやはり海外勢が強く、日本勢が苦戦を強いられることもあり、特にこの部員日誌をご覧になる方々は、柔道は見ても陸上は…と敬遠されてしまうことが多いのではないでしょうか。しかしながら、リオオリンピックが終わってからの5年間で海外勢との差が縮まった競技がいくつもあり、前回のリオオリンピックから飛躍的に多くの入賞者並びにメダリストが出る可能性が十分にあることから、私自身非常に期待しております。
ですので、みなさんに少しでも陸上に注目していただくために、私が特に注目している選手を3人紹介させていただきたいと思います。(長くなりますので興味のない方は選手の名前だけでも見ていってください)
1. 男子3000m障害 三浦龍司(みうらりゅうじ)選手
現在、順天堂大学の2年生、まだ19歳という若さながら、約18年更新されていなかった同競技の記録を今年の5月に更新すると、翌月の日本選手権では、ラスト1周手前の水濠(トラック1周につき1つだけある着地する場所に水が張ってある障害)で転倒しながらも怒涛の追い上げを見せなんと再び日本記録を更新。そして、今日の午前に行われた予選ではその記録をなんと6秒近くも更新し、日本人選手としては実に49年ぶりの決勝進出を決めた。予選のタイムも全体2位で通過しており、長年日本勢には厳しいと言われ続けてきた中距離種目で、メダル獲得という奇跡的な瞬間が見られるかもしれない。決勝は8月2日21時15分スタート予定。
2. 女子1500m 、5000m 田中希実(たなかのぞみ)選手
こちらもまだ21歳の若い選手。しかし、1500mと3000mで日本記録、5000mでも日本歴代4位のタイムを持つ。今年の7月のレースで自身が持っていた1500mの日本記録をさらに更新するなど調子も良好。彼女の最大の武器は外国勢にも勝るとも劣らない脅威的なスピードと持久力のロングスパート。これを武器に女子1500mでは日本人選手初のオリンピック出場を掴み取った。ケニア、エチオピアをはじめとする海外勢を相手にどれだけ戦えるか要注目。女子5000m予選は本日7月30日19時スタート予定。なお、同種目には、萩谷楓選手、廣中璃梨佳選手も出場。女子1500mは8月2日9時45分スタート予定
3. 男子走高跳び 戸邉直人(とべなおと)選手
走高跳びの選手でありながら、博士号を持つ研究者として自らの跳躍を博士論文にまとめる2足のわらじを履く。2人3脚で練習と研究を重ねてきた恩師がリオオリンピック前に亡くなってしまったことで、一時はオリンピックを諦めかけたことも。しかし、もう一度自分を奮い立たせ、トレーニングを再開。「エビデンスベースでやるように」という恩師の言葉を胸に、全てのトレーニングメニューを一人で作成し2018年には日本人で初の世界ランキング1位に。今日行われた予選では、2組2位タイで、日本勢としては49年ぶりの決勝進出を果たした。東京オリンピック陸上競技に出場する日本人選手の中で最もメダルに近い選手の一人。男子走高跳び決勝は8月1日19時10分競技開始予定。
以上になります。今回私が紹介した3選手以外にも、強い日本人選手がたくさん出場されます。また、トップクラスの海外勢の人間離れした圧巻のパフォーマンスも楽しみです。みなさんも、もしよろしれば陸上競技見てみてくださいね。もし陸上好きな方がいらっしゃいましたら、是非南雲まで話に来てくれると嬉しいです。私もまだまだニワカなので色々教えてください。
今回はなんだか宣伝のような日誌になってしまいましたが、この辺りで失礼します。