こんにちは、副将の長田治親です。
今まで休みなく書き続けてきた部員日誌も、とうとう今回が最後になりました。
過去の自分の日誌を振り返ると、つらつらと適当なことばかり書き続ける退屈な日誌だったなぁと思います。
もう少し文才があればよかったのですが、それはないものねだりですね。来世に期待します。
ですので感動話とはいきませんが今回も最後まで駄文にお付き合いください。
今回は最後ということで、
ビシッと締めるためにも私の柔道観について書き連ねていきます。
最後くらいまじめにね。
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少し自分語りに入ります。
そもそも私は慶應義塾大学に合格しなければ柔道はやめようと考えていました。
単純な理由なんですが、
高校3年生になって初めて個人で全国大会に出場し、
賞状をもらって帰ることができたことが私の柔道人生の集大成でした。
そこで私の中で一つ区切りが付いたんですね。
幼い頃から続けてきた柔道。
高校からは一人暮らしを始め、辛い練習に耐え、
両親に散々迷惑をかけながらも最後は成長の証を結果で返すことが出来た。
ここまで成長できたならもういいんじゃないか、と。
その後は、なんというか所謂”燃え尽き症候群”になっていたと思います。
AO入試合格の知らせを聞いた時も、あぁまだ柔道を続けることになるみたいだ、という思いでした。
そんなネガティブ状態で慶應義塾の門を叩いた私でしたが、
入ってみるとカルチャーショックだらけだったわけで。
私の中では、慶應は偏差値と伝統で有名な私立大という認識だったので、
正直、練習週6で朝練もあり、自分がボコボコにされる程のレベルとは夢にも思いませんでした。
先輩、同期、後輩。
その誰もが明らかに私よりも柔道に熱意を持って取り組んでおり、
試合の結果によって喜怒哀楽を全面に表現している姿はあまりにも眩しく、
一人だけ置いて行かれているような気がしていました。
この人たちにはやると言ったらやる「すごみ」がある。
意気揚々と田舎から出てきてなんなんだこの様は。
ここに至ってようやく、もう一度私は「柔道」に取り組み始めることにしました。
まあ、入学してから至るまで長かったので苦労しましたが、
やはり周りにいた部員たちが私にとっての原動力となってくれました。
へばりながらも練習を重ね、投げ、投げられを繰り返して互いに技を磨き、
きついときは妥協ッ!妥協ッ!と励まして(煽って)くれる。
そんな仲間が出来たことは本当に素晴らしく貴重なことです。
普段そんな素振りは欠片も見せませんが、部の仲間に助けられながら柔道を続けられたことには感謝しかありません。
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自分語り終了(隙あらば自分語り)。
副将に任命されてから早一年。
ことなかれ主義の極みのような性格だったので、基本的に周りにはあれこれと口を出さず、
非常におとなしく過ごしてきた気がします(面倒くさがりで適当だったともいえますが)。
その分割を食った主将の負担はさぞ大きかっただろうと思います。
まだ引退じゃないけどお疲れさん正志。
さあ、早慶戦まで残すところあと4日です。
この戦いが将来、美しい思い出として残るように。
部活が8割を占めていた大学生活が素晴らしかった日々として思い出されるように。
常日頃から気にかけてくださっていた先輩方、
雑に一緒にいるだけで和む後輩達、
そして共に戦ってきた同期、
すべてに感謝を捧げ、今度こそ柔道人生の集大成、全力で勝利を掴みに行きます。
(本当はこの場で一人一人に感謝を伝える予定でしたが
字数制限及び涙腺崩壊のため割愛させていただきました)
応援よろしくお願い致します。
それでは。
P.S.
aimerは仏語です。
ちなみに試合前にはいつもこれ聴いてます。
Aimer『holLow woRlD』