失礼いたします。甚だ僭越ながら自己紹介させていただきます。私本年度慶應義塾體育會柔道部並びに慶應義塾大学商学部1年の高圭佑(たかけいすけ)と申します。以後よろしくお願い申し上げます。出身校は慶應義塾高校で、出身地は神奈川県横浜市です。現在も日吉まで電車で20分、眠ろうにも眠れず、勉強しようにもできずといったなんともいえない距離から通学しています。私の住む旭区も「ヨコハマシティ」のイメージとは異なる味のある、といった雰囲気です。瀬谷区程ではありませんが。()

さて、少し私の柔道経歴について述べさせていただきます。転勤族である父親の転勤先であった鹿児島で何か習い事をしようと思い、母親の影響で興味があった柔道をはじめたのが4年生のときのことです。鹿児島にいたのは1年間という短い間でしたが、あたたかい先生と仲間に恵まれ、柔道の魅力に取り憑かれました。横浜に引っ越すと決まったとき、道場の先生に「神奈川にはすごい道場がある」と勧められ、入塾したのが名門・古賀塾でした。中学校は地元の柔道部のない学校へ通っていましたが、当時の担任からの紹介で、縁あって希望ヶ丘中学校柔道部で柔道部の一員かのように一緒に稽古させていただきました。中学3年生になり、進路について考えていた僕に人生の転機が訪れます。古賀塾でお世話になっていた、塾高柔道部部長の鏑木先生の奥様に慶應義塾高校を紹介していただきました。中学校で全国大会出場を逃した私でしたが、縁あって入学することができ、地獄ともいえる修行の3年間を経て現在へと至ります。

私の柔道人生を振り返ると、とにかくたくさんの「縁」で溢れています。人の出会いやその人たちからの言葉といった、私を成長させてくれた不思議な縁には感謝しかありません。これからの大学生活や體育會柔道部としての活動の中で想像できないような縁との出会いがあると思っております。大切な有り難い縁への感謝の気持ちを忘れずまた、私との縁があって良かったと思っていただけるような人間になれるよう精進して参ります。

柔道部の一員としての目標は早慶戦のメンバー入り、そして早慶戦優勝に貢献することです。小中となかなか団体戦に縁がなく、高校でやっと出場の機会が巡ってきたもののチームに貢献し恩返しをすることは叶いませんでした。誇らしい結果を持っている先輩方や同期にはまだまだ身体も技術も及びませんが、このような恵まれた環境ですので揉まれて強くなって、「慶應柔道部」へ恩返しができたらなと思っております。

新型コロナウイルスの流行により部としての活動が行えない中、見聞を広めようと思いAIに関する学習や韓国ドラマ、少女漫画など今まで知らなかった世界を知ることの楽しさを学びました。その一方で身体は柔道がしたいと疼いています。

長々と下手な文で申し訳ありません。これからご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い致します。