①頬を赤らめ焦りつつなれない指を必死に動かし声をもらす……

②慣れた手つきで気だるげに何度も……

 

皆様こんばんは。2年の内田です。

皆は今頃アメリカにいるようですが、私は昨日ゼミ試験の申し込みがあったため2月6日に日本を出発する予定です。明日ですね。

さて、①と②は架空の少女の姿を示しています。皆さんはそれぞれにどういった印象をお持ちでしょうか。

 

 

①はおそらくスマートフォンを親に買って貰ったばかりなのであろう少女の姿です。突然手に入れたスマートフォンに慣れない様子ながらも必死にLINEの返事をしているのでしょう。やっと思いで返事をしたら相手の友達の返信の早いこと早いこと。スマートフォンを手に入れた喜びと共に返事をしなければいけない義務感を少し面倒に感じながらも何だかんだで楽しく思っているのでしょう。

②は自分の動作がすべてスマートフォンから始まる少女の姿です。異常なまでの文字を打つスピード。LINEの返事を待つ間ですら他のSNSで時間を潰す始末。電車に乗るとき、授業を受けるとき、ご飯を食べるときにすらスマートフォンを手放さない。おそらくスマートフォンを手放すのが怖いのでしょう。何かに取り残されることを何よりも嫌うのでしょう。

 

 

僕は最近電車で本を読むようになりました。漫画に影響されて読書を始めた僕ですが思いの外続いています。本は面白いし、なんか頭が良くなりそうなならないような感じがして、少し有意義な時間を過ごしたなぁという気持ちで電車を降りることが出来るので楽しいです。

しかし、今や電車で本を読むのは少数派中の少数派。新聞を読むサラリーマンすら見かけなくなった現代において、電車内の行動の圧倒的多数派はスマートフォンを弄ることです。少年少女、サラリーマン、OL、果ては老人までもが皆同じ格好で画面に食い付いています。

みんなが①のような初々しいスマートフォン使いなら見てて微笑ましいものを感じますが、②のように無表情で淡々と手を動かし画面を睨み付ける人が電車内では特に多く、たぶん10年前の人が見たらちょっと不気味に思うんじゃないかなぁと思ったりします。

僕自身少し前まで電車ずっとスマートフォンを使うタイプの人間でしたので、人のことばかりを偉そうに言えた口ではありませんが、今この瞬間からスマートフォンが消えたとき、何もすることがなくて人生がつまらないと思うような生活ではいけないなと思ってみたりしたわけです。

 

 

という感じの今までの話を、ついこの間同じく電車で本を読む派の友達としました。最終的には、僕たちはスマートフォンばっか弄ってる奴を見下して優越感に浸ってんだろうなぁという結論に至りました。でも本を読むモチベーションになれば、最初の理由なんて優越感くらいでちょうど良いのかもとも思いました。

 

とまあグダグダ好き勝手言いましたが、一ヶ月後の自分がまだ文学青年をやっているとは限らないのでこれ以上は止めておきましょう。

 

それでは、今回はこの辺で失礼します。ついでになってしまいましたが、面白い本を知っている方是非教えて下さい。出来るだけ頭が悪くても読める奴でお願いします。

 

それでは今度こそ。失礼します。