こんばんは、きっと帰国前最後のカナダからの投稿となるであろう、伊藤です。

帰国まで1か月を切りましたので、この場お借りして総括をしていきたいと思います。
まず、私は留学に来る前に
1 犯罪学の勉強をする。
2 英語ディスカッションで現地の学生に負けない英語力をつける。
3 自分と向き合い、将来のことを考える。
上記三つの目標を立てました。結果として、①は30%、②は45%、③は98%といった達成度になりました。

犯罪学に至っては、後期に授業の視聴へ行ったところ、思ったよりのカナダ内での犯罪事象へのアプローチが色濃く、前期苦しんだCanadian Social Structureの科目同様、カナダ人ではない自分は前提知識の差が歴然だろうと考え、教科書だけ購入して自分でその中から情報を取捨選択する方針に切り替えました。私が考えだしたカナダでの犯罪学の結論は、人種、貧富の差、ジェンダーなど犯罪者のバックグラウンドには様々な要素が絡み合うため、結局は一個人が生きる上での目標(=仕事)を見出し、生活に困らないだけの報酬を得て自分なりの使命を持つことが重要ではないかと言うことです。
なぜ犯罪学を学びたいと思ったかは、話すと長くなるので割愛させていただきます。

2に至っては45%と言ったものの、正直ネイティブと対等に議論を繰り広げるのは8か月では達成しようがありませんでした。大学の授業は専門的ですから、用語も専門的で、圧倒的な語彙不足に苦しみました。autonomy・encroach・alien…%$&&$??What a fu⚪︎k man~ おっと、不適切な表現が含まれました。

この留学で学んだことは、もちろん流暢な英語を身につけることはゴールですが、世界の英語話者はネイティブレベルの人ばかりではないことも多く、中国人の友人と話す際、オーストラリア人の友人の説明ではイマイチわからなかった話が、私が説明した時は盛り上がるといったこともよくありました。ネイティブから聞いたら違和感ある変な英語かもしれない。でも誰にでもわかりやすい英語を話す、と言うことの大切さを実感しました。とくにこれからアジアの新興国の地域と日本は深く関わりを持っていくべき時代だと思うので、自分にもできることがあるかもしれないと思えた意味での45%といったところでしょうか。

3に関しては、本当に留学に来てよかったと言える一因になりました。客観的に日本の価値を実感し、夢を持つことができたのが何よりの財産です。大学より先はもう社会に偏差値は存在しないので、自分でものごとにやりがいと価値を見出すことが需要だと思ったからです。まだ就活も半ばですが、どんなことがあっても志を捨てずに頑張ろうと思える経験になりました。

つらつらと語ってしまいましたが、この8か月の機会をくださった柔道部の環境と、家族と日本からいつも私を笑わせてくれた友人には感謝でいっぱいです。

帰ってからは聞く話によればてんてこ舞いらしい、竹内主務をサポートできるように尽力します。残り1か月、勉強、就活、カナダでの友人との遊び納めと、大谷翔平の2刀流をも超える3刀流で頑張ります。花粉症の方は、花粉に負けずに乱取りに集中して頑張ってくださいね、お元気で。