こんにちは。だんだんと私が1番好きな季節である冬に近づくのが感じられるようになりました。秋学期も始まり、尼崎、早慶戦と試合が続くので気を引き締めて体調に気をつけていきたいと思います。
こんな気持ちの良い季節になり、あるニュースを聞いて去年のI年間を思い出しました。それは、10月5日が共通テスト100日前であるというニュースです。これを聞いたとき、私は去年の濃い一年間を思い返しました。今回は受験でのI年間について話そうと思います。
私の家族は、私以外誰1人として大学の一般受験をしたことがない家庭でした。そのため、不安の部分が大きく、どうやって勉強に手をつけて良いのか全く分からなかったです。どんなに勉強しても成績が上がらず、将来への不安や今までに感じたことのないプレッシャーが積み重なっていき、精神的にも肉体的にも本当にキツい日々でした。
みんなが残りの高校生活を謳歌しようと楽しんでいる中、「なんで自分はこんなにキツイ思いをしないといけないのか」そんなことばっかり考えていました。
そんな私は全てが思い通りにいくことはなく、ストレスが溜まり、母に強く当たってしまうことが多々ありました。私の中でもどうしてなのか分からなかったのですが、どんどん気持ちが塞ぎ込んでいく自分がいました。不安から勉強するのが怖くなったり、夜中は1人で涙を流すこともありました。そんな姿は誰にも見せたくなかった私は、心を許せる家族が目の前にいても、常に誰にも心配されないように振る舞っていました。
そんな状況の私に気づき、私の気持ちを少しでも明るくさせようと外に連れ出し、励ましてくれたのは1番応援してくれていた母でした。母が僕と一緒に受験を隣で乗り越えようとしてくれていたのは近くでそっと感じていました。
そんな状況が続いた中での、慶應義塾大学の合格発表日、正直受かることはないと思っていましたが、「合格した」という言葉を電話の奥で泣いている母から聞いた時、一瞬で気持ちが晴れたような気がしました。
この受験での挫折と合格という成功の経験は、私を何十倍にも、人として強くしてくれたと思います。
家族の中にいると、1番冷たい態度をとる私ですが、直接は少し恥ずかしいので、この場で家族に今までの感謝や色々な思いを文字にして伝えようと思います。
母へ
小さい頃は母が近くにいないとすぐ不安になり、泣いてしまう僕でしたが、それはおそらく母の暖かい愛情を感じとれていたからだと思います。受験でも柔道でも、いつも1番優しく、そして近くでそっと応援してくれていたのを感じていました。それがあったから、最後まで頑張れたのだと思います。
そんな母に直してほしいところがあります。柔道の試合のために、せっかく遠くまで来ているのに大事な場面で見れなくなるのはやめてください笑。
今までと同じようにこれからも応援お願いします。18年間ありがとうございました。
父へ
まず、どんなに遠い場所で試合や練習試合があっても、時間があれば、必ずと言っていいほど応援に駆けつけて来てくれてありがとうございました。それが試合の時、安心できる要因の1つです。
受験では、ほんの少しの気遣いがとても助かってました。父がいなかったら、柔道での結果だったり、受験での結果はおそらくこんなに良いものにはなっていなかったと思います。これからも全ての試合での応援お願いします。
祖母へ
小さい頃から美味しいご飯を作ってくれ、柔道の送り迎えもしてくれて、本当にお世話になりました。祖母とは多くの思い出があります。小学校のとき、下校して家の目の前になると、大きい窓から暖かい目で見守っていたのをすごく覚えています。そろばんを習っていた時には、必ずI時間ピッタリで迎えに来てくれるのは、僕にとっては本当に助かってました笑
いつかしっかりと感謝の気持ちを込めて、恩返しできるように頑張るので、応援お願いします。また帰省した時には、美味しいご飯作ってください。
姉へ
いつも家族が全員揃うと、1番嬉しそうにして、僕と兄の会話を聞いて、ずっと笑っていますね。その笑い声が家族を暖かい存在にしているのだと思います。その暖かさに僕は何度も救われていると、帰省した時により実感しました。あと何回、兄弟揃って遠出できるか分かりませんが、揃った時には、一緒に美味しいもの食べたり、買い物したり色んなことをしたいです。(金欠の僕は、お小遣いくれると喜びます。次の帰省は正月なのでお年玉待ってます)
兄へ
物心がついた時からずっと先にいるようで隣にいてくれ、どんなに離れた場所にいても寄り添ってくれた存在です。小さい時から、外で一緒に遊んだり、ゲームして勝負して、気づいたら喧嘩していたりと、思い出すと数えきれないほどの思い出が出てきます。柔道も兄の背中を追って始めた記憶があります。兄がやっていること、それを全てやっている気がしています。一緒にいるとこを見られると「仲が良いね」とよく言われますが、それは僕ではなく、兄の優しさが表したものだと思います。
これからも僕の兄として、僕に立派な姿を見せて下さい。
家族へ
去年の1年間だけでなく、高校卒業の時まで本当にありがとうございました。
まだ何も親孝行だったり恩返しはできてないのでこれから少しずつ行っていこうと思います。
これからもよろしくお願いします。
おわり