こんにちは。4年の須永です。

おそらく部員日誌を書くのもあと2回。せっかくなので、何か伝えられるような文章を書けたらと思います。

先月東京都学生の個人戦がありました。小学生時代は県大会5位、中学は3位、高校は2位と、少しずつステップアップしていきながらも、これまで一度も全国大会に出場したことがない私にとって、最初で最後の全国大会出場を果たせる唯一の大会でした。しかし、結果は2回戦敗退。あと一歩のところで敗退し、全国大会出場は叶いませんでした。コンディションは万全、相性も悪くない相手に対し、自分の柔道を全て出し切った上での敗退。自分の努力不足、実力不足を痛感する結果になりました。

個人戦が終わり、なかなか気持ちを切り替えることができていないまま時間が過ぎてしまっていますが、まだ試合は残っているので、尼崎、早慶戦で良い結果を出せるようにそろそろ気持ちを切り替え、練習に励みたいと思います。

東京都学生についてはここまでにして、部員日誌を書く機会があと2回しかないということで、今回は自身の4年間を簡単に振り返りたいと思います。

まず1年目、入学前にコロナが流行り、入学式が行われず、気づいたら大学生になっているというような状況でした。当然柔道の練習もできず、アルバイトとオンライン授業、趣味に多くの時間を費やしていました。

秋ごろに練習が再開し、いざ柔道をすると、組み手が下手になり、技は全くかけられず、自分の柔道を完全に忘れてしまっている状況でした。

そこから時間をかけて大学2年の夏頃、ようやく新たに自分の柔道スタイルを確立することができてきました。しかし、東京都ジュニアでは一回戦負け、早慶戦には部内戦で負けたことで出られないといったように、全く結果を出せない一年間でした。

そして大学3年になり、2年時よりも柔道に対する熱意が高まり、上級生としての意識や組織の一員という自覚が芽生えてきました。結果は全く残せませんでしたが、早慶戦での敗退を機に、柔道部や柔道への向き合い方を考え直す良いきっかけになった一年でした。

最上級生になり、ただ柔道をするだけでは無く、普段の立ち振る舞いや言動を意識するようになりました。最上級生として、副主将として自分はどうあるべきか。常にそれを考えながら行動するように心がけました。後輩や同期からは何も考えてないようにも見えていたかもしれませんが、意外と心の中では柔道部のことを考えていたつもりです。

柔道の面では、少しずつ勝てるようになり、出稽古先などでは強豪選手相手に対等に張り合えるようにもなりました。しかし、試合では全く結果を残すことができませんでした。相変わらず試合に弱く、大学4年間で全く成長できていなかったのだと実感しています。

4年間通して、100%柔道に注げたか」と聞かれると、「はい」とは言えませんし、「悔いはないか」と聞かれても「はい」と言えません。このままでは後悔したまま柔道部を引退し、柔道から離れることになってしまいます。3歳から始めた柔道の約18年間の集大成として、尼崎、早慶戦で華々しい活躍をし、悔い無く新たなステージへと進めるように残りの2ヶ月間は死に物狂いで努力をしたいと思います。

この4年間から後輩へのアドバイスとして、3つのことを伝えたいと思います。

1つは「柔道をやるときは120%でやれ」、2つ目は「柔道の練習、部運営は頭を使って行え」3つ目は「後輩を持つようになったら常に自分の立場を考えて後輩とは接しろ」です。

偉そうなことを言っていますが、私はほとんど実行できていません。ですが、4年間を振り返り、慶應義塾柔道部の一員として過ごす中で、最も重要だと思うことを知っておいてほしいと思い、ここで伝えることにしました。

それぞれの意味、意義についてはここでは書きませんが、よく考えて、自分なりの解釈を持った上で今後は取り組んでもらえたらと思います。

文章が下手くそな私が少しだけ長い文章を書いたため、非常に読みにくかったとは思いますが、最後まで読んでくださりありがとうございます。

最後になりますが、OBOG、保護者の皆様、2ヶ月後の早慶戦まで部員一同引き続き努力を続けてまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 

終わり。