経済学部4年の望月です。昨日までの酷い台風とは打って代わり、今日は雲一つない晴天で、気分も正に晴れ晴れとしました。
私事ですが、先日、無事就職活動を終える事ができました。多くの先輩方にお世話になり、心よりお礼申し上げます。
思い返せば、初めは就職活動を、社会を、大人たちを甘く見ていました。多くの先輩方に「早めに就活を始めるに越したことはない」と言っていただいていたにも関わらず、私は非常に楽観的で、就活を先送りにしていました。
しかし当然ながら現実はそう甘くなく、本選考が始まると容赦なく不合格を突きつけられ、自分の驕りを思い知りました。
将来の夢とは?大切にしたい価値観とは?やっと自問自答を始めるも、中々答えは出ません。残された時間の少なさと準備不足の深刻さに焦りが生まれ、夢の中まで自己分析と企業研究をする夜が続きました。
余裕の生まれない中、心の支えになったのが、決して練習で手を抜かない同期や、私の失念していた仕事に気付きフォローしてくれる後輩たちの存在でした。
具体的に記載できないのが惜しいですが、仲間たちの存在が頼もしくて、心遣いが嬉しくて、本当に嬉しくて、涙が出そうになりました。
「何をしている時が一番幸せなのか」
大切な面接を翌日に控えたある日、こう聞かれました。資格や試験勉強に力を入れたこと?柔道部で学生なりに行事を企画実施したという「成果」?そのどれでもなく、最初に頭に浮かんだのは、柔道部での日常でした。
ミスの許されない部活最高学年の責任と、代わる人のいない孤独と向き合い、実力不足も必ず次に活かそうと歯を食いしばり、そんな中で部員たちと心が通じ合えたかなと感じる瞬間こそが、この上なく幸せで、全てが報われる瞬間だったのです。
本当の幸せは華々しい成功体験ではなく、もっと地道な日々の生活にありました。だから、これからもチームを大切にする人でありたい。
「高い目標をみんなで目指して、達成したい」
言葉にするとありきたりですが、私なりに、大切にしたいものに気付くことができました。
柔道部での生活は、一生の財産です。これからは心置き無く部活に没頭できるので、現役生活の残り5ヶ月を思い切り楽しみたいと思います。
引き続き、何卒宜しくお願いいたします。