こんにちは、総合政策学部2年の澤田康太です。


私は幼い頃、父の影響でプロレスを知っていました。父と一緒に風呂に入っている時にしてくれるプロレスの話が大好きでした。酔った時にプロレス技をかけてくる時は少し痛くて面倒くさいと思っていましたが、今となってはいい思い出です。また最近では僕の大好きなお笑い芸人『バナナマン』の影響もあり、自分でも配信サービスを用いてプロレスの試合を観ていました。

試合を観進めて行くと私の胸に刺さるのは往年のレスラーです。その中でも一際惹かれるのは、赤いタオルと黒のショートタイツスタイルの『アントニオ猪木』です。彼の試合はインパクトがあり新鮮さを感じます。マンネリ化してしまうプロレスをどうにか広めたい、盛り上げてたいという思いがスマホの画面越しからも伝わります。当時テレビに張り付いて見ていた子供たちの気持ちがよく分かり、羨ましくもあります。特に私が何度も見返していたのは、ドリー・ファンク・ジュニア戦です。世界最高峰といわれるNWA王座を4年三か月も守り抜いた実力者との一戦。何度見ても胸を熱くさせてくれます。アントニオ猪木はファン歴は浅いですが、憧れの存在でした。それはプロレスがただ強いから、新しいものを持ち込んでくるから、そういう訳ではありません。僕たちは彼の生き様に惚れたんだと思います。思いっきりが良くて、常に前を向いて挑戦し続ける人生に心惹かれたのでしょう。参議院議員でもありながらリングに立つ、国内外での活躍、環境問題への貢献、こんなにも人のため、地球のために動いた人はいないでしょう。弱った姿までYouTubeで公開し、最後までアントニオ猪木の人生を見せてくれました。

僕らの中にも猪木イズムは流れていると武藤敬司選手は仰っていました。挑戦する心を忘れずに燃える闘魂の漢のように日々努力を続けます。


この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし。 踏み出せばその一足が道となる。 迷わず行けよ。


ご冥福をお祈りいたします。