こんにちは。2年の望月です。日が短くなり、朝晩は一枚羽織りたくなる季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。暦の上では冬のようですが、大好きな秋の鱗雲も一度も見れておらず、私はまだ秋の気分です。
さて、今は全学団体戦2日目の帰りの電車です。(この2日間文乃ちゃん(経1)、成宮君(法1)と試合会場で手伝いをしていました。)実は、コロナの影響で会場から試合を観戦したのは去年の早慶戦ぶり、2回目でした。6面もある試合場がアップ運動を始める選手で埋め尽くされるのを見て、柔道人口はこんなに多いのかと今更ながら目を点にし、東海大や天理大の選手のがたいのよさにびっくりしました。
2日間の熱気を頭から薄れてしまう前に留めておきたいという気持ちに駆られたので、ここに書かせていただきます。
まず、全学の団体戦に出場した選手の皆さん、お疲れ様でした。試合場での選手の皆さんは一人一人、とにかくかっこよかったです。
選手が勝てば私も嬉しく、負けるとどうしようもないくらいとても悔しかったです。
また、ただ観客席から見守るばかりで、進行する試合を前に何も出来ないことが悔しく、自分の無力さに憤りすら覚えた2日間でもありました。
一生懸命な選手を見ると、応援せずにはいられません。困難にぶつかりそれを克服していく様子を見ると、正直自分のことのように嬉しくなります。ですが、一緒になって走っている気分になるのは違うと思っています。頑張る選手を応援したい気持ちと同時に、選手の努力も成長も自分のものではなく「観る」ことしかできないもどかしさ、そこには葛藤があります。
ですが競技者でない分、マネージャー業務やマネージメント部門の仕事に一層力を入れることができると思います。なので、先輩からできる限りを吸収する・業務に関わる知識を広げる・仕事の全体像を把握するなど、仕事の精度はまだまだ上げられるはずです。部の裏方を正確に把握できれば、選手の円滑な活動を下支えする上で、より頼りがいのある部員になれるでしょう。
大袈裟な言い方かも知れませんが、できる形で部の戦力になりたい!!と心の底から刺激された2日間でした。
さて、初対面の人にマネージャーをしていることを伝えると、「献身的」と身に余るような言葉をいただいたり、「人のために働いて楽しいの?」と素朴な疑問を聞かれたりします。(興味を持っていただけるのは大変幸せなことです。)
入部するまでは私も、なぜマネージャーは直接「自分のため」にならないように見える作業を進んで引き受けるのか、不思議で仕方ありませんでした。実際、私をご存知の方は、私が献身的といえる性格からは程遠いことがよく分かると思います、、
ですが実際なってみて感じるのは、「人のため」と「自分のため」は対立する訳ではないということです。誰かのために出来ることはないかと考えたその瞬間、既に自分まで満たされているのだと思います。なぜなら、役に立ちたいという気持ちが湧くのは、大切に想う相手がいるから。大切な人がいるという事実そのものによって既に、私たちは満たされた状態にあるのだと思います。
何が言いたいかというと、部で人に恵まれているお陰で充実した生活を送らせていただいているということです。柔道部には感謝しかありません。
最近はレポートの文献読み、研究会調べ、部活、たまに友達との約束と、天手古舞で飛ぶように1週間が過ぎてしまいます。明日は初のオープンゼミ!楽しみです。一つ一つのことを丁寧に生活したいと思います。
気温差の激しい日が続いていますので、皆様どうぞご自愛ください。