こんばんは。商学部2年の都倉です。あんなに暑かった夏が嘘のように過ぎ去り、食欲の秋が到来しようとしています。夏も好きですが、何をするにも適した気温で晴れの日が多い秋も大好きです。暑がりの僕は、まだしばらくは衣替えをしなくても良さそうです。
今回はあまり書くことを思いつかなかったので、この部員日誌が果たす役割について書いてみたいと思います。役割は大きく分けて三つあると思います。一つ目は、部を応援してくださる方々に向けて現役部員の近況や考えなどを部員それぞれの言葉で発信することで、部員たちを身近に感じてもらうという役割です。現在は練習や試合、暑中稽古・寒稽古などで先輩方にお会いする機会もめっきり減ってしまったので、この役割はよりいっそう重要になっていると思います。二つ目は、塾柔道部を進路の候補として考えてくれている方々への情報発信という役割です。どんな部員がいて、どんな目標をもち、どんな生活を送っているのかが少しでも分かれば進路を考える若者にとっては大変参考になると思います。実際に、僕も高校時代に諸先輩方の大学生とは思えないような立派な文章を拝読して、柔道部に対する憧れを抱きました。そして受験勉強の合間に部員日誌を読んでは、勉強のモチベーションを高めていました。訪問稽古や慶應杯の開催が困難な昨今、この役割も非常に重要になっていると思います。三つ目は、部員同士がお互いを知るための場を提供する役割です。柔道部は大所帯であり、練習で毎日顔を合わせるとはいえ、部員全員と密にコミュニケーションを取るのは難しいという現実があります。つまり、部員同士がお互いのことをよく知らないという状態が生まれているわけです。これは未知を恐れるという人間の特性上、組織の大きな弱点となりえます。そこで部員日誌の出番です。全員が毎回そこそこの分量の、内容のある文章を書けば、という条件付きではありますが、日誌を通じて、それぞれの部員のことをある程度知ることができます。つまり、普段は部員たちに軽んじられがちな部員日誌が組織の弱点を解消してくれるのかもしれないのです。
ここまで長々と書いてきましたが、部員日誌にも結構大切な役割があります。部員たちには是非とも日誌の重要性を認識してもらい、マジメ腐った内容である必要はないのでしっかり日誌を書き、他の部員の日誌も読んでほしいです。それが、応援してくださる方々への恩返しや、柔道部のPRに繋がるだけでなく、チーム力の向上にも繋がる可能性があるからです。もし、僕の主張に納得できなかったら、H28年卒の菅原先輩の最後から三つ目の日誌を読んでいただきたいです。きっと部員日誌の重要性を理解していただけると思います。
では最後に、運について考えたことを書きます。運の良し悪しにはかなり主観的な側面があると思います。例えば、宝くじが当たった、交通事故に遭ったなどのあからさまに運が良い/悪い出来事が起これば、誰しもが意識せずとも自らの幸運を喜んだり、不運を嘆いたりします。しかし、小さな出来事となると話は別です。小さな不運にばかり気付いて自分は運が悪いと落ち込む人もいれば、小さな幸運にも気付いて自分は運が良いと喜べる人もいます。このことから、運が良い人というのは、後者のような考え方をできるだけであり、生活の中で起こるラッキーとアンラッキーの比率は運が悪いと言われている人とそれほど変わらないのではないかと感じます。また、ラッキーをもたらしてくれた人やものに感謝ができる人であることも多いと思います。僕は割と運が良い方ではあると思いますが、よりいっそう日常に潜む小さな幸運に感謝して、幸せな気持ちで日々を過ごしていきたいです。
ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございます。面白い部員日誌と熱狂的な部員日誌ファンの部員が増えることを期待しながら、今日も1日元気に過ごせた幸運に感謝して眠りたいと思います。おやすみなさい。