こんにちは。サピックス横浜校が生んだ神童、出来る6点台の佐野匠海です。(後藤の日誌をご参照ください。)
新型コロナウイルスが大流行の中、つい一昨日まで春の気温だったかと思えば、今朝起きると窓の外は一面の銀世界でした。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
体調管理
私は四季の中でも、春になる前の植物の香りがする日と雪が解け残って冷たい日が好きなのですが、寒暖差で体調を崩してしまってはコロナにやられてしまいます。こういう時期は、人一倍体調管理に気をつけています。
ご存知の通り私は非常にずぼらな性格なのですが、ほとんど風邪をひきません。理由は、たぶん自分に甘いからだと思います。風邪をひく前日の体調がわかるので、ご飯をしっかり食べて、水とビタミンのサプリを飲み、風呂にゆっくり浸かり、暖かくして寝ます。そうすると、翌朝には出るものも出て頭スッキリ体スッキリになるわけです。
「話し」の話。
世の中には、礼の仕方から食事のマナーや言葉遣い、鉛筆の持ち方や漢字の書き順に至るまで、様々な「正しい作法」があります。「正しい作法」というのは、相手を不快にさせないために重要で、人によって箸の持ち方が気になる人、ペンの持ち方が気になる人など様々だと思います。
例えば私は箸の持ち方や漢字の書き順が違うこと、名詞の「話」と連用形の「話し」を混同することがめちゃくちゃ気になります。他にも、補助動詞を漢字にすることが気になります。補助動詞というのは、「お願いいたします」の「いたします」などで、別の動詞にくっついて元の意味を失った動詞(だったもの)のことを言います。補助動詞のルールではひらがな表記が基本で、公文書などではひらがなになります。とはいえ「いたします」を使うような相手を不快にさせるわけにはいかないので、相手が漢字タイプか、ひらがなタイプか出方を窺いつつ返信する癖がついています。
ここまで読んで、「気持ち悪い」「お前が勝手に不快になってるだけ」と思う人は多いと思います。私もそう思います。「正しい作法」を意識するあまり不快になっていて、本末転倒です。
原点に立ち返ってみると、箸の持ち方は箸の使いやすさ、書き順は筆の運びやすさ、表記は誤解の防止のために決められていて、使えていたり伝わっていたりすれば問題無いはずです。指の長さや手の形によって箸の持ちやすさは変わるだろうし、利き手によって書きやすい書き順は変わります。ダイバーシティの時代に、古い作法を押し付けて勝手に不快になること自体がナンセンスです。臨機応変に、相手の立場に立ったコミュニケーションを心がけとうございます。
p.s.柔道部には新入生マニュアルという物があって、先輩方を不快にさせない所作や言葉遣いが書いてあります。新入生には熟読することをおすすめします。
今月の一枚は森吉平柔友会長にご馳走になったお肉です(写真は蓜島が撮ってくれました)。大変美味しゅうございました。ありがとうございました。今後とも、義塾柔道部へのご指導ご鞭撻のほどを何卒よろしくお願い申し上げます。
おわり。