こんにちは。近いうちに4年になる文学部の岡崎です。

さて、日誌を書くにあたって寮でテーマを募集したところ、「初恋」と言われたので。

似合わないのは重々承知していますが初恋についてでも書こうかと思います。

私自身初恋なんてだいぶ曖昧でいつだったか定かではありませんが、確か小学2年生のころ、隣の女子を好きになったのが初めてだったかな、と、今になって振り返るとそう思います。

どんな子だったか、というと、明るい子でした。誰にでも分け隔てなく接することができ、私が今でも持っていないそういった能力に惹かれたんでしょう。

その恋の結末といえば、特に告白することもなく、友達との内緒話で好きな子を言い合う、みたいなことをした後にまんまとそれを本人にバラされて終わりました。今となっては笑い話でもなくただただ虚無な思い出です。

 

当時の私の感覚はわかりませんが、今になると人を好きになるのはだいぶ勇気がいることだと思います。

人間関係の中で必ずしもお互いがお互いを裏切らない保証はないし、いつだってお互いに傷つけあうリスクを背負いながら生きています。

ただ、それでいちいち傷ついていたら私たちの心はすり減って、とてもじゃないですが健全な生活なんて送れなくなってしまう。

だから、人を信じ切らないという保障をかけてなんとか心を守ろうとする。そうやってわざわざ用意した自衛手段を、わざわざ飛び越えて人を好きになるリスクは、決して軽くはない。

それでも何が恐ろしいって、好きになってしまうときは好きになっちゃうことなんですよね。心っていうのは本当に扱いづらくて、複雑で、どうしようもなく素直で、それに身体はついていかなければならない。

本当に、人生ともども、ままならぬものです。

 

そんなことを言いながらも私はどちらかというと軽率に人を好きになって裏切り裏切られてそのたびに盛大に傷つくタイプなのですが。

 

先ほどちょうど金曜ロードショーの魔女の宅急便が終わりました。

雨に濡れて届けたニシンとカボチャのパイを嫌いと一蹴され、招待されたパーティにも行けず、相棒の声も聞こえなくなり。

傷つきながらも、いろんな人と出会い、成長し大人になっていく彼女の姿を見て。

なんだか自分の好き嫌い惚れた腫れたで一喜一憂する矮小さに一抹の悲しさを覚えるとともに、せめて私と私の周りの世界くらいは優しいものであってほしいと、そう思います。

目に映るすべてのことがメッセージだとするならば、もっと世界は優しさで包まれているはずなのだから。