こんばんは。薬学部4年の大野啓輔です。
今回が最後の部員日誌となりました。
「やば!今日の部員日誌 俺だ!何書けばいいかな?」っていう悩みも最後だと思うと、少しばかり寂しいです。
さて、作文用紙1枚分の小学生レベルの日誌を書くにも2〜3時間かかってしまうほど、語彙力も文章力もない私にとって、部員日誌は学習の場でした。他の部員の日誌を読んで知らない言葉があったら調べる。面白い日誌があったら参考にする。作文用紙1枚書くにも違和感はないか、誤字はないか、最後まで真剣に取り組む。そういった作業を繰り返していくうちにいつしか部員日誌は教科書みたいなものになっていました。(1時間)
当然、自分のセンスの無さに絶望したこともあります。なぜ1つ上の篠原先輩や日時本先輩、同期の五十嵐や後輩の都倉みたいに面白くて長い日誌が書けないのか。どうしたら面白い日誌が書けるようになるのか。そんな時に出会ったのが朝井リョウの「時をかけるゆとり」という本でした。(朝井リョウは、『桐島、部活やめるってよ』や、就職活動生の群像『何者』で戦後最年少の直木賞受賞者となったものすごい方で、この本は上京の日々、バイト、夏休み、就活そして社会人生活について綴ったエッセイ集になっています。)(1時間35分)
この本がとにかく面白くて、1つひとつのエピソード自体が面白いということもさることながら、朝井リョウのワードセンスや言い回し、うますぎる比喩など、全てが素晴らしすぎて、読んだ瞬間に「こんな日誌を書きたい!」って思いました。この本に出会ったのが4年生の春で遅すぎたっていうのと、自分のセンスがなかったということから、朝井リョウとは比べるのも失礼なほど、低レベルな日誌になってしまいましたが、間違いなく良い勉強になりました。(1時間45分)
ここまで部員日誌について書いてきましたが、ここからは大学生活4年間について、ものすごく簡単ではありますが振り返りたいと思います。(1時間50分)
正直、後悔はないと言ったら嘘になります。1、2年生の時から団体戦のメンバーになりたかったし、個人戦にも出場したかったです。また、薬学部の後輩ができなかったのも後悔の一つです。しかし、後悔ばかりではありません。一昨年、昨年と慶早戦で優勝できたことは本当に嬉しかったです。(2時間5分)
そして、今年は3連覇を目指して宿敵早稲田と12日に勝負します。正直、不安と緊張しかありませんが、最後の晴れ舞台で有終の美を飾れるように残り2週間、できるだけのことをしたいと思います。また、8.9日には尼崎での体重別団体があるので、そこでも良い報告ができるように頑張ります。(3時間)
最後になりましたが、この場をお借りして、今までご支援ご指導くださった先輩方、先生方、家族、同期、後輩に御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
おわり(3時間15分)