こんにちは。慶應義塾大学柔道部の今浪徳明です。

15年間続けてきた柔道生活がついに終わりを迎えようとしています。
12月12日に行われる早慶戦。これが僕の柔道家として最後の戦いです。

最後の部員日誌、自分の過去を振り返ろうか、同期への感謝を綴ろうか、後輩へのメッセージを残そうか、ネタに走ろうかと、何度も文章を書いては消してを繰り返しましたが、自分が最後に記したいものはシンプルなことだという結論にたどり着きました。

僕は柔道が好きです。

僕のことを知ってる人なら「お前がそんなこと言うの?」という言葉かもしれません。ですが、僕は心の底から柔道が好きだと思っています。
今の僕自身の身体や性格、素晴らしい人間関係は柔道によって形成されています。もし、僕が柔道と出会わなければどんな人生を送っていたかと考えると震えが止まりません。
競技から離れた後も、この柔道が形成してくれた地盤が僕を助けてくれると確信しています。

迎える早慶戦。もしかしたら、これが柔道着に袖を通す最後の機会になるかもしれません。
大学では長期間お休みをいただいていたこともあり、これといった結果を残せていないので、最後くらい自分を納得させれるような試合をしたいです。

勝ちたい。まじで。