こんちには、3年の高です。寒いです、嬉しいです。

 

「どんな行動でも評価のされ方はその行動者によって変わる」

こいつはなかなか厄介なこの世の心理だなあと1日1回くらい感じます。少しばかり悪いことをしたってそれが信頼のある人間の行動であれば許される、何なら褒められちゃうパターン。逆にいいことをしているはずなのに普段からの信頼がないために本来の評価を得られないパターン。海賊がきたと町中に必死に訴えるも相手にされなかったウソップはこっちです。判断基準が信頼度に依存するのであれば、本人の普段の振る舞いが原因となるため評価を得られないのは自業自得と言えるでしょう。しかしそうじゃないパターンがあるから厄介なのです。

例えば容姿。ドタイプの美女にいきなり本気のビンタを食らっても小林や進士は断然許せるどころかむしろ喜ぶことでしょう。ちなみに僕もギリ許せると思います。
例えば学歴。東大主席にごみをポイ捨てしている言い訳に「環境のためだから」と力説されたら、同期の平山は疑うことなく信じるでしょう。僕もきっと信じます。
例えば立場。尊敬するK先輩に考えられないほどの罵詈雑言を浴びせられても、これは僕のためなのだと解釈してきっと素直に受け入れます。もちろんそんな事実はありませんよ、はは。

報われない努力に文句を垂れても、世の理不尽ではなくアプローチミスした自分に責任があるのでどうしようもありません。プロセスは無駄ではないと信じたいですが、勝ったものだけが正義で、誰も否定できない事実として残ります。

さて、僕が考える「パフォーマンスに影響を与える要素」は大きく二つだけだと考えています。
まず一つ目は「準備」。

「死なないために死ぬほど準備することなんてみんなやっていることでしょう」

本日24時から最終章が始まるBREACHより浦原喜助のセリフで最も好きなものです。千の備えで使えれば上等、とまでストイックになることはできませんが、少しでも可能性が残っているのであればやはり妥協することなく備えるべきです。望まなかった結果に対するどんな言い訳もきっと準備不足で片付けられます。やらない後悔よりやる後悔とはこのことでしょう、手段なんていくらあっても困りませんから。稽古も研究会活動もアルバイトも、すべてがある意味一種の準備で、何事にも妥協せずに全力で取り組むことが将来に必ずつながるはずです。もちろん時には手を抜くこともまた一種の準備ですが。

さて、二つ目は「モチベーション」です。やはりモチベーションがなければ準備を進めることが一層難しくなりますし、パフォーマンスにももちろん影響を与えます。同期の平山が公認会計士の資格を取るために死ぬほど努力している姿を一番近くで見ていました。なんでそんなに頑張れるのか、不思議でたまらなかった僕は質問しました。

高 「何のためにそんなに頑張れるの? モチベーションは?」
平山「そりゃ合格するためでしょ」

っきり言って狂気だなと思いましたし、僕には考えられません。就活や名声には目もくれずに合格の先の話でなく合格自体をモチベーションとする漢、本当に尊敬しています。

そんなわけで人によってモチベーションは異なるわけで、僕にもいろいろなモチベーションの源泉があるのですが、その中でも大きいのはやはり「応援」です。
支えてくれる人、期待してくれる人からの応援はやはりモチベーションになりますし、いくらでも頑張れる気がします。逆も然りで、頑張っている人をうるさく言うならもっとでっかい声で応援して黙らせてやりたくなります。
先日のサッカーの試合後の大暴動事件等、応援が時には姿を変えて狂気になってしまうことがあって、もったいないなあと思います。方向性だけ間違えなければいいのに。きっとネットへの批判などもそうで、「応援」と「敵を否定すること」は同義ではないことを間違えてはいけないですね。

さて、早慶戦まであと1か月。今年は入部3年目にしてやっと選手になることができました。ひとえに家族をはじめ仲間やOBの皆様、友達の支えや応援のおかげです、感謝しかありません。モチベーションいっぱい、あとは準備です。

死ぬ気で準備します。