こんにちは、2年の木村です。雨を眺めながら日誌を書いております。音は落ち着きますが湿気はあんまり好きではありません…皆様いかがお過ごしですか?
私は最近、秋から所属した研究会でプロジェクトと文献読解を行っています。読解は主に社会学や哲学の本を読んでいるのですが、一昨日扱った本に「恋」についての話が出てきて面白いな〜と思ったので書こうと思います。
「はじめての哲学的思考」(苫野一徳、2017年)というとても読みやすい本でした。それによれば恋は、「自己ロマンの投影とそれへの陶酔」、だそうです。
「人が激しい喜びを知ったなら、それ以外の人生が全て苦しみでしかなかったとしても、僕たちはきっと「この人生をもう一度!」と言うに違いない。」
だから、恋は「この生を絶対的に肯定させてくれる幻想」だといいます。
恋はほとんどの人に経験があると思うので、これを読んで考えることは人それぞれだと思って面白く感じました。ロマン的な生の絶対肯定が恋。投影も陶酔も、別に何も悪くないと思います。ロマンに生きてこそ人生は楽しいんじゃないかな?と思うので、哲学的な解釈を読んで失望するのではなく、色んなものに恋して好きになっていこうと思います。
気温もかなり寒くなって参りました、どうか皆様もごゆっくりお過ごしください。それでは失礼致します。