皆さんこんにちは、一足早く冬本番を迎えている中で久々に見る白い息にワクワクを隠せない21歳成人男性改め、環境3年の陶です。みなさんも異国の地で初めての冬を迎えるときはお気をつけください、僕はワクワクしすぎて思いっきりコケました。

あー、恥ずかし

 

さて、前回の日誌からおよそ1ヶ月半経ちましたが、日本はお変わりないでしょうか?

そんなことないですよね、菅元総理の突然の辞任という驚く話題から延期されていた様々な大会の日程が続々と決まっているという嬉しい話題まで、たった1ヶ月半でも世の中これだけ変わるなんて、面白いですね。

そういう私はというと、前回ご報告した新居のオーナーに裏切られて家を探し直す羽目になり、ようやく見つけた新たな家ではこれまたトルコ人オーナーに嫌がらせを受けてぼったくりに遭い、2度目の引っ越しでようやく安全な場所に住むことができました。もうトルコ人は信用できません、トルコ人のみなさんごめんなさい。

やはりお互いのバックグラウンドが全く違うと価値観も大きく異なり、それが生活の変化に直結する環境は刺激的ではありますが、同じぐらい気の抜けない環境でもあります。初めての家探しを異国でやろうとしたこと自体が無謀な挑戦だったんですけどね、、

 

そんなこんなで厳しくも楽しい日々を過ごしているわけですが、さて、今日は何を話そうかな。例によって全く決まってません。

強いて言うならば、実は一年目の今日が留学について真剣に考え始めたその日だったと言うことです。高校から大学に進学する際に抱いていた淡い願望を本腰入れて頑張ろうと思ったその日こそ、実は他でもない2020年10月6日でした。

それから今日まで、実にさまざまな選択と決断をしてきました。コロナによって刻々と変化する情勢の中で、カレッジ選びや渡航のタイミング、そもそも留学をすること自体の意義について、そしてこちらに渡航してからも、家探しから友人との関係性、最近では仕事探しまで実に多くの決断をしてきたようです。

それらの選択が正しい方向に動いているかは分かりませんが、その時にいつも心の芯にしていることがあるのでご紹介します。

これは某宇宙飛行士漫画の一節ですがこんなセリフがあります。

 

「迷った時はね、どっちが正しいかなんて考えちゃダメ、どっちが楽しいかで決めなさい」

 

これは主人公の夢を確実なものとした恩人から主人公が幼い頃に受け取った言葉です。正直僕はこの言葉を聞いた時、鳥肌が立ちました。僕らは時々「将来のため」とか、「こっちが正しいから」と言った理由で何かの決断をしがちですが、その人の人生にとって一番大事なことは、結局のところその人生が「楽しい」かどうかなんだと思います。僕はこっちにきてからというものの、周りからのプレッシャーで何が一番正しいか気にしすぎていたようです。この数日間、正直一杯一杯でした。せっかくの1年間、自分の「好き」を追求するべきか、はたまた将来を見据えて「やるべきこと」を見定めるべきか、とてもじゃないけどそう簡単に決断できることじゃありません。でも頭を抱えていた手の力を抜いた胸の辺りまで下ろしてみるとあら不思議、自然と心が落ち着いてくるんです。自分の胸が文字通り踊る選択は何か、久々に見た白い息のように心のワクワクを呼び起こしてくれることは何か、その何かに気づけた時、多分僕は文字通りこの人生を「楽しめている」と思います。

 

まあ何が言いたいかというと、何が楽しいかで選択した結果よくわからん婦人用の宝石土産店でひとまず働くことが決定したよって言う報告でした。長々とお付き合いいただきありがとうございます。それでは次回のリマインドの時に部員のみんなに送るブロマイドを準備しないといけないので、少し短いですが失礼します。

では、