いつもお世話になっております、総合2年の島田智宏です。

だんだんと風の冷たさが感じられるようになり、道場の畳もひんやりと感じられる今日この頃で御座いますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。僕はついに2週間後に差し迫った早慶戦に向け、少しずつ気持ちをチャージしています。

さて、なんやかんやアッという間に柔道を始めて1年が経過しました。思い返してみると大変充実した1年間であったと思います。柔道の力も少しずつ上がり、今回の早慶戦では先鋒として出場します。

正直に申し上げて、超緊張しています。というより、怖いです。去年の早慶戦では掲示板係を務め、「いつかこんな舞台で柔道をやれるように強くなろう」と思っていましたが、早すぎます。これまで先輩方が紡いできた慶應魂に恥じぬ試合をしたいと思い、そして周りの期待に応えたいという思いでドキドキしています。

しかし、思い悩んでいても柔道は上手くならないので、取りあえず普段の練習での乱取り1本1本に全力で取り組むことにしました。監督からは休むなと言われていますが、休まない乱取りをすると体力温存を考えてしまうので、早慶戦での4分間をフルスロットルで戦い抜ける力をつけることを目的に稽古に臨みます。

サッカーをやっていた頃は、試合が楽しみで仕方がありませんでした。自分がどんな姿勢で誰からパスを受け、そしてゴールを決めるのかを頭の中で鮮明にイメージでき、ウキウキしていました。

なぜ、柔道だとそれが緊張になるのでしょう。恐らく、僕は負けに対する耐性がついていないのでしょう。これまで、チームとしての負けは幾度となく経験してきましたが、個人の負けはあまり経験してきませんでした。柔道は結局のところ個人戦のように思われます。つまり、僕は負けず嫌いでいながら負けを想定している、ということです。

こんな気持ちで試合に臨んでは相手にも失礼なので、負けがどうでも良くなる程稽古で負けを経験し、早慶戦では絶対に1勝をもぎ取ろうと思います。

まだまだ未熟者ですが、今後も変わらぬご指導ご鞭撻の程何卒宜しくお願い致します。

ご精読ありがとうございました。

おわり。