遅くなりました。お久し振りです。郡司です。
今が休みということは何度も書く必要はないでしょう。そしてそろそろ、毎度ここ行きます、ここに行ってきました等の日記にもしたくないので、今回は少し真面目に今年の自分の柔道を振り返ってみようと思います。

11月1日から3日まで尼崎の全日本体重別団体に出場して来ましたが、自分の試合はとても良いものとは言えない、むしろ最悪な戦いをしてしまいました。一回戦から動きが悪く、二回戦では得意技である内股を簡単に返されてしまい、三回戦は内股を掛けるのが恐くなり指導狙いの試合運びをしてしまいました。団体での自分に与えられた仕事が全く出来ませんでした。
ここ最近、不甲斐無い試合ばかりしていたので柔道に対して全くやる気が起きず、このまま続けてもよいものかと本気で迷ってしまいました。しかし恩師の鏑木先生にタイミング良く叱咤して頂き、何とか表面上は立ち直ることが出来ました。ただ今回の精神的な心の傷は結構根深かったようで、なかなか練習に気合いが入らず無駄な日を何日も過ごしてしまいました。
尼崎から一週間が過ぎ、千葉では講道館杯が開催されましたが自分は出れるはずもなく、今回も応援席でした。この大会は同年代でも出場出来るチャンスが高く、実際に知り合いでも出場している者がたくさんいるので、その友人達が勝ち進んでいくのを見ながら何度も俺は観客席で何をしているんだろうと感じました。決勝まで進むと興奮と自分への憤りが混在し、マイナス思考だった柔道に対しての気持ちが徐々に変化をし始めました。次はこの舞台に立ってやる、次は絶対に俺の番だと自らを奮い立たせるように会場を去りました。
次の日からは早速自分なりの目標を定め、練習に対する意識も変えました。大学に入ってからのこの2年弱は、高校の頃のように練習中に気を抜くとすかさず怒鳴ってくれる方も身近におりませんので、常に楽な道を選ぶような練習しかしてこなかった気がします。
これからは乱取りではなるべく重い人との練習を心掛け、必ず連続で2本、3本とやっていくようにしました。今年はもう大きい試合はありませんが、来年の重要な試合で勝ち上がるために毎日を大切に自分に厳しく邁進して行きます。
そして最近柔道の練習を必死にやっていた時にふと気が付いた事なのですが、集中すると周りの状況などが気にならなくなり、自分の世界に入り込めることが出来ます。しかし逆を言うと集中出来ていなければ周りの事ばかりが気になってしまい、必要の無いことばかり考えてしまいます。こういった事から集中力というものはとても重要で、自身がしっかり集中する事が出来れば、とても効率の良い練習が出来るのだと思いました。
集中する事は自分自身の精神力の他に、環境から作り出されるものだとも思うので、部員全員が集中できる環境づくりはとても大事な事だと感じ直しました。そういった環境づくりは首脳陣や新4年生の力も必要とされる事なので、以後も是非よろしくお願いします。
来年はいよいよ三年生になり、もう絶対にヘマは出来ません。これからの自分の柔道人生の岐路となる大事な年だと思っておりますので、与えられたチャンスは絶対に逃さず、精神的にも成長して強い心を養えるよう、生まれ変わったくらいの気持ちで頑張って行きたいと考えております。

長くなりましたが、この辺で終わりたいと思います。