こんにちは、お世話になっております。母に北海道のお土産、弟に沖縄のお土産、同部屋に京都のお土産をもらってハッピーな総合政策学部2年の酒井ひろのです。一気に日本中を旅行した気分になりました。毎日どのお菓子を食べるかを考えるのが、日課になっています。

さて、前回も話しましたが今日は読書感想文、読んだ本の感想を簡単に述べたいと思います。

読んだことを元に色々振り返っているだけなので、興味のある方はお付き合いください。

 

『本日は、お日柄もよく』原田マハ

密かに片思いしていた幼なじみの結婚式。そこで感動的なスピーチに出会い、スピーチライターとしての人生を歩き始める主人公のお話です。私も数年後には友人の結婚式に招待してもらえるようになるのかなと思い、少しそわそわしてしまいました。実際に使えそうなスピーチや話し方のコツも紹介されていて、いつかどこかで使ってみたいです。言葉の力とは偉大です。人を動かすことも、騙すことも、泣かせたり笑わせたりすることも、言葉一つで出来ることです。

また、この作品の名言とも言われる一節を紹介させて頂きます。

「困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している」

私は日頃から失敗が多く、失敗をする度にもう終わりだと思ってしまうことがよくあります。笑最近だと使い始めて1週間でヘッドホンを無くしたり(見つかりました)、階段から転げ落ちて頭と膝と足首をぶつけたり、です。(皆様が想像したよりもくだらない失敗かもしれません)

でも悩んだってそれらは解決しないし、次に進まなければなりません。本当に辛いことや、自分がどうすれば良いのか分からないことがある時、私は立ち止まってしまいがちです。でも周りは、世の中は、止まってくれません。ずっと立ち止まり続けることは無理なので、それなら止まらず、ゆっくりでも歩き続けるべきかもしれないと思いました。人間は1人では生きていけません。ヘッドホンを無くした時も、階段から落ちたときも、友人に助けてもらいました。もちろんそれ以外のこともです。

綺麗事ばかりでは無い世の中ですが、偶然出会えたこの言葉を大切に、自分だけでなく、周りの人も助けられるようになりたいです。

『センス入門』 松浦弥太郎

『暮しの手帖』前編集長の松浦弥太郎さんによるセンスの身につけ方について書かれています。ここでのセンスは生き方全般を指していて、服装はもちろん、人への振る舞い方などもです。センスはすぐ身につかないもので、いろんなことを経験したものが自分のセンスに繋がる。これは柔道にも言えることだと思いました。そもそも、この本を読もうと思ったきっかけですが、私は基本的に「センス」が無いと思っています。そのため、センスとは何かということを知りたいと思い読み始めました。

柔道に関しても、私はセンスがありません。体の動かし方が非常に不器用なので、技を身につけるのにかなり苦労します。ですが、筆者によるとセンスとは「選択」であるとのことです。経験がセンスにつながると先程も述べましたが、技の習得はまさにそうだと思います。私は今新しい技を練習しているのですが、案の定苦戦しています。周りからアドバイスをもらったり、乱取りで積極的に使用しています。全てのアドバイスを完璧に取り入れることは出来ませんが、新しい発見やヒントがあります。私に最適な技術達を選択し、私だけの技にできるように、めげずに練習していきたいです。最近私と乱取りした人ならどの技かわかると思います。皆さん引き続き御指導よろしくお願いします。

また、文中では美術館に行くこと。特に私立の美術館に行くことが勧められていました。国の税金よりも、個人が自分で集めた美術館の方が誰かのセンスそのものを感じることが出来るからだそうです。ちゃんと美術館に行ったことがなかったので、手始めに、元々興味のあった上野の森美術館で現在開催されている「モネ 連作の情景」と、新宿にある草間彌生美術館に行ってまいりました。とても素晴らしかったのですが、詳細な感想を言うのも難しく、美術館は私にはまだ早かったみたいです。。とりあえず新しい技の習得を頑張ります。

 

他にも、『逆ソクラテス』(伊坂幸太郎)『同士少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬)『星を掬う』(町田その子)などを読みました。長くなってしまうので感想はここでは割愛させていただきます。どれも面白いので、タイトルだけでも惹かれた方は読んでみてください。

部員日誌のために気合いを入れすぎて沢山本を購入してしまったので、今後も読むのを継続していきたいと思います。何かおすすめな本があったら教えてください。

それでは本日はこの辺で失礼いたします。ご精読ありがとうございました。