1. 失礼致します。甚だ僭越ながら自己紹介させて頂きます。私、本年度慶應義塾體育會柔道部並びに慶應義塾大学総合政策学部1年生の島田智宏(しまだともひろ)と申します。以後よろしくお願い申し上げます。

本日誌では自己紹介と所信表明をさせて頂きます。私は生まれも育ちも東京都品川区で、出身高校は東京都市大学等々力高等学校です。

運動歴としまして、小学校ではサッカー、中学時代は陸上(長距離)、そして高校からはキックボクシングを始めました。

そんな私に対して、「何故柔道なのか」と多くの部員が感じていると拝察します。理由は、私が「挑戦」の漢だからであります。
これまで私は、常に挑戦して参りました。陸上競技では如何に既定の距離を早く走るか、キックボクシングでは自分が届いて相手が届かない距離、を模索し続けました。また、高校3年次より本格始動した受験勉強では、どうすれば志望校の合格を勝ち取れるのかを一日中思案し、実行と反省を毎日繰り返しました。先述した事例はどれも自分の意思で選択した道です。そして、すべてに共通しているのは自分の現状と理想を比較し続け、そして自分で自分を最強にする事だと考えます。自分を高められるのも自分、自分を見くびれるのも自分、全ては自分自身だと信じているからです。だからこそ、挑戦を通じて最強であるべく、新たな舞台として柔道を選択致しました。

また、全く新しいフィールドで高みを目指す事は、人として成長できる機会だと考えております。それは競技自体の特性然り、競技者の性質が大きく関係しています。自身が快適だと感じる環境から離れ全く異なる人間性を有したコミュニティーへ入り、新しく関係を気づいていくことは、自分の在り方を再度見つめ直す事に直結しているということです。自身が他者へ無意識に行っているレッテル貼りや、浸透している固定概念は、このような変化がなくては再認しづらいと考えます。柔道へ挑戦すると決めた人間として、心技体全てにおいて成長していく所存ですのでどうぞ応援よろしくお願い致します。

最後に、先日小林先輩が「柔道が楽しいのは今だけだから。やっていくとね、、、分かるよ。」とおっしゃっていました。その数分後、乱取りで技を決めて嬉しそうにしている先輩の姿がありました。辛い辛いと言いつつも、心の奥底では柔道が大好きなんだろうなと、他の先輩方とのお話からも感じると同時に、柔道の奥深さに改めて感動しております。今年度はまず基礎を徹底的に定着させます。そして、部内で一番弱い自分が強くなれば全体の底上げになりますので、日々全身全霊で這い上がって参ります。

改めまして、今後ともご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

島田智宏