失礼致します。甚だ僭越ながら自己紹介をさせていただきます。私本年度慶應義塾体育会柔道部、並びに慶應義塾大学経済学部2年の長谷川大雅と申します。以後よろしくお願い致します。

出身は慶應義塾ニューヨーク学院高校です。柔道は、今年から始めたので、始めてからはまだ一月も経っていません。そんな、私がなぜ今年から柔道を始めたのか。それは、朝飛先生の授業で柔道を取ったのが一つのきっかけであったと思います。

私は、元々小学校から高校生までずっとラグビーをしてきました。ラグビーを始めたのきっかけとしては、父がやっていたという事も大きいですが、本当にラグビーが好きだったというのが1番の要因であったと思います。コロナ渦であった時も、慶應義塾高校の方にお願いをし、ラグビーの練習を参加させてもらっていた程でした。ラグビー中心の生活を過ごしてきたと思っています。そんな、ラグビー少年であった私ですが、大学ではラグビーを離れる決断を下し、新たな事を始めようと思ったのです。

そんな決意の中、ある日自分の高校以来の友人から一緒に柔道の授業を取ってみないかと誘われました。最初は、自分の中で柔道はとても厳しく、堅苦しいスポーツという印象があり、これはかなり珍しいと思うのですが、小中高の体育の授業で本格的に柔道を行う時間というものがなくやった事が無かったため、正直な話あまり気が進みませんでした。そして、いざ授業へ。最初は、帯の結び方も分からなく、一緒に授業を受けていた方に手伝ってもらっていました。その後、受け身や基本的な柔道の技を学んでいきました。どれも自分にとって初めての体験ばかりだったので、意外とこの動き難しいなとかこの技でこんなに人がよろけてしまうなんてと新しい発見ばかりでした。そんな柔道の授業でしたが、私が最も印象に残っているのは”礼儀作法”です。

柔道では、稽古を始める時と終わる時、そして二人組で乱取りを始める時、終わった時に必ず礼をします。柔道に慣れ親しんでいる方々からすれば、当然の事だと思うでしょうが、自分からしたらそれはとても新鮮なものでした。相手を重んじ、稽古ができている事に感謝する。当たり前な事だと思われ、ないがしろにされがちなほんの些細な事だと思いますが、感謝と尊敬の気持ちを忘れないという稽古以外の場、例えば人間関係にも通じる素晴らしい精神が根底にあると思いました。

そんな精神にも惚れ込み、柔道に打ち込む事を決意し、体育会柔道部の入部を決意しました。現在は、基本的に受け身の姿勢と数少ない技の打ち込みを繰り返しながら少しでも色々なものを先輩から吸収しようと練習に向き合っている日々を過ごしております。今の私の目標といたしましては、経験者の同級生や先輩方と乱取りが取れる状態に追いつき、試合で勝利を納めチームに貢献していく事です。

まだまだ未熟者で右も左も分かっていない私ですが、今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。