ご無沙汰しております。商学部一年の都倉です。この日誌は14日、早慶戦の日の夜に書きました。

まず、今回の早慶戦に際して、応援してくださった全ての方々に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。今回は入場制限などもあり、会場で多くの方々に応援していただくことは叶いませんでしたが、スマートフォンやPCの前で声援を送ってくださった方がたくさんいらっしゃると思います。
また、OBや父兄の方々だけでなく、合宿所のご近所の方にも「明日頑張ってね!」と声をかけていただき、塾柔道部がいかに多くの方々に応援していただいている組織であるかということを実感しました。このような素晴らしい組織の一員として試合に出場し、勝利することができたのはこの上ない幸せです。
ですが、私の試合内容はあまり良くありませんでした。崩しがない単発の技ばかりで、今後の課題が浮き彫りになった試合でした。しっかり反省し、来年は活躍できるように精進したいと思います。

そして、この早慶戦を最後に四年生の先輩方が引退されてしまいます。8月から活動が再開されたので、約3ヶ月半ほどしか一緒に活動できていないのにとても寂しいです。強くて、優しくて、面白くて、かっこいい最高の四年生だったと思います。心の底から尊敬しています。

四年生の最後の部員日誌には毎回心を打たれました。それだけ充実した学生生活だったのだと思います。3年後に僕も先輩方に負けないくらい充実した学生生活を過ごしたと胸を張って言えるように今から大切に1日1日を過ごしていきたいと思います。
四年生は岡崎先輩や日時本先輩、篠原先輩を筆頭にエース級の書き手がたくさんいらっしゃったので、部員日誌も寂しくなってしまいますね。

代替わりという大きな節目を迎えたので、少し私の高校生活を振り返りたいと思います。
私の母校は大学の附属校ということもあり、非常にのびのびとした雰囲気の高校でした。部活に打ち込むもよし、趣味に打ち込むもよし、勉強に打ち込むもよしといった感じで本当に自分のやりたいように過ごすことができる環境でした。先生方も押し付けがましいことはせず、生徒のやりたいことをサポートするという姿勢の方が多く、本当に最高の環境だったと思います。以前も書きましたが、私が所属していた柔道部も監督の方針によって、生徒の自主性が重視されていました。それでいて、間違っていることはしっかりと指摘していただくことができるという本当にバランスの取れた柔道部でした。部の面白いルールとしては「坊主禁止」というものがありました。これは監督の、長髪で勝つのがカッコいいという理論のもとで出来たルールです。僕はこのルールだけは守っていませんでしたが、、、笑


そんな理想的な環境のもとで、3年間柔道に、勉強に励ませていただいたわけですが、やはり自分に甘い部分があったと感じざるをえません。いつも全国大会目前で負けていたことがその甘さを物語っています。目標を達成するために必要な環境はあったのにも関わらず、自らの怠惰によってそれを無下にしてしまったわけです。このことが、今でも部員日誌を更新するたびに連絡をくれ、早慶戦の前には応援メッセージを送ってくださった温かい恩師や、帰省したときには集まってくれ、本音で語り合える仲間たちと出会えた、最高とも言える高校生活における唯一の後悔です。
大学では自分の甘さによって勝ち切れないまま終わるということがないように、今から精一杯の努力をしていきたいと思います。

今回の早慶戦で勝利することが出来たのは四年生の活躍によるところが大きいと思います。勝って驕ることができる要素は一つもありません。チーム中内でも勝つことができるように、今から来年を見据えた練習をしていきたいですね。最後になりましたが、今後もご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。
終わり。