私の部員日誌も今回で最後となります。

そんな最終回では、今週末に控える早慶戦に向けての決意と、私の柔道人生について綴ろうと思います。

 

 

振り返ってみると、私の柔道人生は後悔ばかり残るものでした。

私は小学3年から柔道を始め、中学卒業までは地元の塩澤塾で稽古に励みました。その後、慶應義塾高校を経て、大学の体育会柔道部に入部しました。

 

私の今の同期たちは、小中学校時代に全国大会に出場し、活躍した者も多くいます。しかし、私は結局全国大会には行けずに終わりました。

塾高に進むと、強い先輩たちや、同期入部した現主将の後藤が神奈川県大会で勝ち進み、全国大会で活躍する中、私は思うような結果が出ませんでした。

大学では、最初怪我で長期離脱をしている中、1年生から活躍している同期も多く、不甲斐ない気持ちになったりもしました。結局大学でも今までで思うような活躍が出来ていません。

 

引退が間近になってきて思うことは、「あの時もっと頑張っていれば。」、「あの時怪我をしなければ。」とか「あの試合、もう少し踏ん張れていたら。」などのような後悔ばかりです。

 

「終わり良ければすべて良し」ではないですが、不甲斐ない僕の柔道人生を、少しでも輝けるものにするためには、今週末の早慶戦で勝利することしかないと考えています。

 

この慶應義塾体育会柔道部は私の人生において、本当に貴重な時間と経験、そして、かけがえのない仲間をもたらしてくれました。

そんな慶應義塾体育会柔道部、そして周りの方々のために今私ができるのは、早慶戦に私の全てを捧げ、慶應義塾の勝利に貢献することだけです。

私自身にできることは少ないかもしれませんが、後悔の無いよう、全力で、必ずや勝利を掴みに行きます。

 

感謝の気持ち、最高学年としての意地は早慶戦で見せたいと思います。

慶應義塾を背負って仲間と共に戦える最後の早慶戦。

私のすべてをぶつけ、慶應義塾の誇りを胸に戦います。

 

白鳥力也