【パンチャー】キャラとして破壊力に富んだ者、ネジが緩んでいる人。
自分の両親(特に母親)はパンチャーらしいです。まあ、言われてみればそうかなって感じです。
僕の高校は食堂というものがなくて毎日お弁当でした。僕はいつも二段弁当で、下がご飯上におかずというオーソドックスなタイプ。でも母はよくお弁当で手を抜きます。倫理観を疑うくらいの勢いで。いちばん酷かったのは、おかずにみかんまるまる一個と、袋ごとのビスコ、ヤクルトが詰め込まれていたことです。なにで米食うの!床にだって置いておけるようなものばかり上段に詰めやがって。
とか、巻き寿司を作ってくれたはいいけど、巻くときに使うすだれみたいなやつごと縛って弁当袋に入っていた時もありました。その日も申し訳程度のみかんが添えられていました。
遂に、倫太郎の弁当にみかんがある日は何かが起こるという変な法則まで発見される始末。
一応、母に「クラスで俺の弁当晒し者だよ。笑」って伝えると、本人もさすがに焦ったみたいで、翌日はなんとキャラ弁でした。パンダのおにぎりが作れるキットを買ってきたみたいで、次の日お弁当の下段を開けると5匹のパンダがこちらを見ていました。もちろんそれはそれで周りがざわつきました。「振れ幅w」とか「お母さん交代した?」とか。でも、友達はよく分かっていて、すぐに何日後にこのパンダが姿を消すかの賭けを始めていました。
調査報告
1日目 今日は5匹のパンダ、これからもよろしくね。
2日目 4匹になっている。予想通りすぎる。
3日目 3匹、順調だ。余ったスペースは普通に白米を詰めている。
4日目 3匹、粘っている。だが心なしかクオリティー下がってるぞ
5日目 2匹、正確には敷き詰めた白米にパンダ柄の海苔を置いてるだけ。
6日目 5匹!賭けをされていると知って火がついた模様。
7日目 1匹。突然すぎない?
8日目 目標、完全に沈黙
正解は8日後でした。でも、意外ともったなというのが僕の感想です。
そんな母はあるとき、美容院で丸坊主にして欲しいと頼んで、美容師に断れていました。髪を乾かすのがめんどくさくて坊主になりたかったんですって。
高校の保護者面談をぶっちしたとか口が裂けても言えない。
「乳首は桜色」の話をしたら真面目に殺されそうなので昔話はここまでにしておきます。
ただの一度も僕に「勉強しなさい」と言ったことがない、変わった両親です。唯一口うるさく言われた言いつけが「親より先に死ぬな」だけです。
この前帰省したら、部屋で母は下駄を履き、父はそれを見て「もう少し低いのにしたら?」と言っていました。いや、何かアドバイスおかしいと思います。
特にまとまりのない文章で申し訳ないです。
哲郎に背中をマッサージしてもらいながら書いたので、随分はかどりました。ありがとうユビー。