やるべきことが目の前に山積すると、自ずと逃避行動をとってしまう。人間は自らの本能には抗えないものなのかと最近殊更強く感じます。4年の井上です。
…正直どうでもよい始まりになってしまい恐縮です。
さて、自身の體育會柔道部での最後の大会となる早慶戦を週末に控え、最後の部員日誌更新になりました。といっても3回目ですけど。
それにあたり、どうでもよいネタは無限に湧くのですが、最後と言われると身構えて文章が出てこないもので四苦八苦しております。最後くらい「深イイ~!!」的な話をしてみたいと目論んだりしたものの、残念。そこまでの才能は私には微塵もありませんでした。
ですので、ここはひとつ自身の足跡を振り返ることで、役立つ何かが得られないかなと考えました。
私は付属校である慶應義塾高校出身です。高校と大学は同じキャンパスに併設してあるので、入学時から多数の大学生の先輩方=今のOBの先輩方には大変お世話になってきました。
ちょうど私が入学した1年目に「ウン十年ぶりの全国大会出場!」と大いに盛り上がり、私も出場を決めた場におり、一丁前に感動したことは今でも鮮明に覚えております。
それから7年近く経ちました。気付けば自分自身が卒業する身分になっていました。早い。まだあと2年くらいある気がしていたのに。
少しあっけない感じもしますが、充実してたからこそ最後が早いと思うのかもしれませんね。
気付けば部の様相も変化し、最近は特に「慶應柔道部が大きく変わった」と実感しています。
今や塾柔道部は部員数はゆうに30人を超え、全国大会にはほぼ毎年出場、今年は入賞近くまであと一歩のところまで迫りました。また目標の一つであった尼崎出場も果たしてさらに初勝利、強豪校と競った試合ができる段階に達しています。
4年になって個人のことよりもチーム全体を見つめるようになりました(多分)。選手たちが強くなり良い結果がたくさん残せていることは私自身嬉しいですし、良いことに違いはありません。けど怖いことに、注目されるということは、良いことがも目立つが、悪いことも目立ってくる。そういうところは意外に評価されてしまうものです。
だから、後輩のみんなには自分たちが思った以上に多くの人に注目されてることを自覚して、柔道に、勉学に、プライベートに励んでほしいと願います。このご時世、ネットワークの普及によりどこにでも情報の発信源が散らばっているのですから、一発で人生真っ逆さま!…なんてことも珍しくないですからね。
気付けば結局は後輩への教訓的な話になってました。後輩のみんな、基本、練習に来なくて現状を一番把握していないであろう私が、偉そうにごめんなさい。
とはいえ、個人的には最後に向けて気持ちがだいぶ整理できました。皆さんも困った時は足跡を振り返ってみてはいかがでしょうか。
それでは、数日後の歓喜を願ってしっかりと調整していきたいと思います。読んで下さった方は長々と御拝読ありがとうございました。
PS.うちの主務が来年も学柔連登録してくれるそうなので、今後も義務感に駆られて週末1回くらいは出現するかもしれません。もし遭遇した際には「将来、こんな医師に診られたくねぇ」と冷ややかな目でみてあげてください。