こんばんは、郡司です。
就職活動のため一足お先に合宿を抜けさせて頂きました。
とは言え、準備が多すぎて日誌を更新するのが遅れてしまいました。
申し訳ありません。
戸狩合宿を高校1年の頃から参加して早6回目。これにてあの合宿は最後となりますが、やはり感慨深い気持ちにはならず、さすがにもう参加したくないなという気持ちです…。
さて、戸狩での最大の思い出は人生の中で一番辛かったといえる高校1年の時ですね。
日体生の二軍メンバーと一緒に練習するグループに入れられた私は、初めての合宿、そして初めての日体生相手で怯えていました。今思えば、最高で6歳も離れている人と一週間も共にしていたかと思うとやはり恐ろしい合宿です。
初日に、怯えながら最初に乱取りをお願いした時、慶應の高校生だからか見向きもされずに断られてしまいました。その対応でも恐怖心がありましたが、K先生に怒られる方がもっと怖いですから挫けずに再度お願いをしに行きました。やっとの事で嫌々承諾をしてもらい実際に組み合ってみますと、
あれ?結構通用するぞ…
そんな印象で練習を続けていると、あっさり投げてしまいました。
すると背中越しに「チッ」っと聞こえます。
舌打ち?と思いながらそのまま続けて乱取りをしていると、壁に思い切り押し付けてきて(流行りの壁ドン)また耳元で
「うざ」と囁かれます。
えっ?何それ?
それでも気持ちは折れることなく乱取りは終えることができました。
が、次の瞬間その先輩らしい人に、
「あいつうざいんですけど」と告げ口をしております…。
えっ?今度はどういうこと?
と思いながら次の相手を探していますと、その先輩が私の所にわざわざ対戦をお願いしに来るではないですか。
何をされるのか分からなく本気で恐ろしかったので、接待柔道(相手に害を与えないように投げられながら乗り切ること)に徹する事にしました。
すると、
「あーあーあー、こいつ抜いてるよ」「弱いな~!」
と周りに聞こえるような大声を放ちながらひたすら壁ドン攻撃です…。
そんな恐怖の初洗礼を乗り切り、日体生もまあまあ強い慶應の新入りに慣れてきたのか
「お前強いな!」「何中?」などと興味を示して来ました。ホッとしながら答えておりましたが、内心ではなんか大人気ないなあと…。
そんな感じで、その後は徐々にその様な扱いをされる事は無くなり、事なきを得ましたが、絶対に高1の戸狩合宿には戻りたくありませんね。
そう思い返すと、最近の日体生は随分優しくなったと感じます。慶應義塾の存在も知られ、訪れる回数を重ねる度に段々とそんな扱いでは無くなったのかと思います。
私が高1の時はガリ勉で弱い集団くらいの認識で、実際にも初めて会った時はそんな感じのあしらわれ方でした。
色々振り返ってみて、やっぱり近々引退して卒業するんだと実感し、ようやく感慨深くなったところで終わりたいと思います。