新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。 いつもご覧になってくださっている皆さん、ありがとうございます。 医学部さn…失礼いたしました。医学部四年の城崎浩司です。

ちょっと前ですが膝の診察で病院に行った際に、医学部で全塾(医学部にも柔道部があるので、こういう呼び方になってます)の柔道部に入ってることを話の流れで言うと、君どうかしてるぜ!と言われました。確かになぜ僕はこの部活に入ったのでしょうか。

もともと僕は慶應義塾には中等部から入っていまして柔道も中等部で始めましたが、その頃は大学の柔道部員もそこまで多くなく毎週土曜日は三田で幼稚舎、中等部、志木高などが一緒に練習していました。そのためか、僕の中ではあまり中等部の柔道部という感覚はなく慶應義塾の柔道部という感覚だった気がします。また当時大学生だった先輩にはK田先輩ら中等部出身の先輩もいらして、進学しようが所属する団体は変わらないんだろうなという気がしていました。ちなみに当時大学生で現在若手OBの先輩方には今でもお会いするたびに声をかけてもらっています。

時は流れて今から3年前の今頃、医学部進学が決まった春休み、結構悩んでおりました。というのも冒頭で述べたように医学部には医学部柔道部というものがありまして、志木高の大先輩(今では十和田で研修医をされていますhttp://www.hp-chuou-towada.towada.aomori.jp/06kankeisya/20diary.html)がいらっしゃったこともあり、そちらには入部することになっていたのですが、全塾の方はどうしようかというところでした。正直なところ中等部、志木で柔道をしてきて大した実力もなく、練習についていけるのか、勉強との両立はできるのかなど不安要素しかありませんでした。

しかし結論から言うと、ほんとに入ってよかったと思っています。いくら一人で頑張っても得ることのできないたくさんのつながりをこの部を通じて僕はいままで持つことができました。慶應義塾體育會柔道部は実は講道館ができる前から存在しています(最初は”柔術”だったと思いますが)。つまりそれだけOBがいます。入部してから3年間、遠征で海外も含め色々な場所に行きましたが、OBが誰もいらっしゃらなかった場所はなかった気がします。また現役の部員も色々な人間がいます。チームは昨年度は全日本学生でベスト16に入ることができましたが、大学から柔道を始めた部員もいれば、アジアチャンピオンもいます。学部もほとんど網羅されています(詳しくは先日の小林君の更新で)。

不安な気持ちは何かをすることでしか解消できないと思います。何もしないで大学4年間を終わらせてしまうのか。答えは否!大学生活は1つのものごとに打ち込むのに、社会人になる前の最後の機会です。柔道部で充実した4年間を過ごしませんか?確かに練習がつらいと感じることがないといえば嘘になりますが、高ければ高い壁の方が登ったとき気持ちいいですよね。その経験は必ず将来役に立つでしょう。

最後に勉強との両立ですが、柔道部では授業優先を掲げており練習があるから授業に行くなということは基本的にありません。かくいう僕も今では信濃町(新宿あたり)で9時から16時半まで授業が詰まっているため平日は基本的に練習には出れていません。そのかわり、信濃町で朝に筋トレをしたり、医学部柔道部で練習したりしています。ちなみに今のところ単位を落としたことはありません。

とにかく是非一度、柔道場に足を運んでみてください。お待ちしています。