こんばんは。最近、Netflixで配信中の「Timelesz Project」を鑑賞し、胸がアツくなっている井口です。本日は日吉道場の師範室からお届け致します。

皆さん、「Timelesz Project」略して「タイプロ」ご覧になられたでしょうか。本当に心が熱くなる、共感できるそんなオーディション番組でした。今視聴している方もいるかも知れないのでネタバレになるような具体的な話には触れませんが、概要だけお話しします。

5人で活動していた「Sexy zone」が解散となり、2人がグループを脱退。残った佐藤、菊池、松島の3人で去年の4月に「Timelesz」を結成します。そこに新たな仲間を加えるためのオーディションとして、タイプロが始まりました。全国から20000人ほどの応募があった中で6回の審査をクリアして残った者が仲間として加わります。ダンスや歌が未経験だけど必死に食らいつく候補生、自分のコンプレックスを克服しようともがく候補生、元々ジャニーズ事務所に所属していた候補生など様々なバックグラウンドを持った人たちが個人戦でもあり団体戦でもある今回のオーデションに挑みます。

全て見切った感想としてまず挙げられるのは、塾柔道部に似ているところがいくつかあるという点です。このオーディションは多種多様な人がひとつの「Timeleszの仲間になる」という目標に向かって毎日を共に過ごします。時には合宿に行ったり、時には共同生活をしたり、楽しいことも苦しいことも一緒に経験していく姿が自分達と重なりました。また、事務所に所属していてTimeleszの3人ともタメ口で話せる候補生から、歌もダンスも一切経験がない候補生まで多種多様な人物が同じ目標に向かって突き進むことで起こる化学反応、初心者が見せた目を見張るような成長、個人として審査に通らなければいけないがそれはグループでのパフォーマンスによって判断されるジレンマなど、塾柔道部のような多様性を持つ集団の特徴が番組内でフォーカスされており、とても共感できました。

またアイドルという職業の過酷さ、大変さも見所のひとつです。僕は容姿端麗な人間がファンからの歓声を浴びるだけの華やかで楽しい職業というイメージを持っていましたが実際は全く異なりました。華やかで、ファンから歓声を浴びるからこそ過酷な世界で、ファンがお金と時間を費やして応援している以上、パフォーマンスにおいてアイドル側の事情は一切考慮されません。さらに今は実情を知らない人たちからネット上で好き放題言われる時代です。本当に過酷で残酷な状況でも観衆に対して弱音を吐くことが許されない候補生たちの葛藤に注目してほしいです。またTimeleszの3人も大きな葛藤と向き合います。それは一緒に頑張ってきた候補生の中から自らの手で審査に落とす人を決めなければならない辛さだけではありません。元々Sexy Zone5人としての活動を応援していた人がファンの割合で大部分を占めているので、新たに候補生が加わること、すなわちこのオーディション番組自体に大きな批判の目が向けられます。「自分が子供の頃に過ごした大好きな故郷に癒しを求めて帰省したら、その場所は再開発が進み大きく変化してしまっていて嫌な気持ちになった」番組内ではそう表現されていました。ネタバレしてすみません。この表現がしっくりき過ぎて紹介せずにはいられませんでした。

多くの人間ドラマが引き起こす葛藤、努力、感動様々な面白さが詰まったオーディションなので、Netflix難民の方、アツい気持ちになりたい方、元気が出ない方、この部員日誌に目を通してくれた方は絶対に見てください。見終えたら語りましょう。寮でタイプロを薦めてくれた林、蓮太郎さん、本当にありがとうございます。今度踊りましょう。

P.S

「歌詞はね、入れとかないと」の、菊池風磨構文でいじられ、テレビでは全裸にされるドッキリを敢行され「許せなあい!!」の名言を残したTimeleszの菊池風磨さん、実は大学からSFCに入学し総合政策学部で4年間過ごしたそうです。直属の先輩で驚きました。最近学部を決めた塾校生は2人がSFCに来るそうですが「本当は日吉がよかった」と言っていました。許せない!!菊池風磨先輩を輩出したSFCの魅力を分かってないですね。分からせます。また、先日一般入試で経済以外のすべの学部に合格し見事入部を決めてくれた入住君が練習に来てくれました。本当に嬉しかったです。塾柔道部もTimeleszに負けないぐらい盛り上がっていきますので応援のほどよろしくお願いします。

お わ り