ご無沙汰しております。法学部4年の猪熊彩です。

この前なんだか早く目が覚め、リビングで窓を開けてボーっとしてたら、雨が降り始める瞬間の音が耳に入ってきて、外を見たらものすごく繊細な雨が降っていて、春雨みたいだったんです。え!?春の雨!?春雨!?と思って調べてみたら春雨の由来でした。雨粒は小さければ小さいほどいいです。

先日所属するゼミにて、一泊二日の合宿があり、那須塩原に行ってきました。主にハイキングをしながら後輩との親睦を深めていったのですが、山に点々と在る滝の名前がいちいち素敵で、日本語、漢字って改めていいなと思いました。留春の滝、竜化の滝、回顧(みかえり)の滝 陰鬱なことなんてまるでこの世に初めからなかったかのような気持ちにさせてくれる、滝から跳ねる涼しい水滴を浴びてリフレッシュすることができました。ゼミ合宿を通して、同期、後輩たちと更に仲良くなることができて、宿泊行事の意義というものを感じることができました。一泊、寝床を共にしただけでこんなに一体感が生まれるものなんですね。私はあまり他人と一緒の空間で寝ることが得意ではない上、一日の中でどうにかして1人の時間を確保したいタイプなので、小学生くらいの時からあまり宿泊を伴う行事というものが得意ではなく、その存在意義を疑問に思っていたのですが、今回のゼミ合宿を通して遅ればせながら、一日以上生活を、寝床を共にする、ということは人間同士の更なる円滑なコミュニケーションに必要不可欠なものだと、確信することができました。

どうしてズボンのチャックは社会の窓と言うんでしょう。私はまるでチャックが開いていないかのような顔をして、チャック全開で三田を闊歩していたことがあります。恥ずかしさを消化しきれそうにも無いのでここに書くことにしました。理解してほしい、という欲は悪みたいに扱われることが多い気がします。承認欲求とか。理解してくれようとする人にだけに向けて作られた膨大な作品の海の中から自分に刺さるものを見つける作業、もしかしたら理解してくれる人がいるかもしれない、という一縷の望みが託す作業はもしかしたら今しかできないかもしれません。

起きろ!