平素よりお世話になっております。商学部一年の大月です。
先日行われた早慶戦において、大変不甲斐ない試合をしてしまいました。絶対に負けてはいけない相手、絶対に負けてはいけない場面でした。何もすることのなく終わった四分間、只々情けない限りです。早慶戦が終わり、もう既に十日が経過しました。時は無情にも留まることを知りません。これまでよりも慌ただしく日々が通り過ぎています。一日一日を大切に、世に有り触れた言葉ながら、この言葉の重みを今ほど実感することはあまりありません。この慌ただしくも充実した日々の中で、自分を高めていくために必要なことに全力で取り組み、今回の大失態を糧に飛躍していく為に、「一日一日を大切に」過ごして参ります。
さて、12月に入り、いよいよ一般入試まで2ヶ月と少しとなりました。これから最も辛い時期を受験生は迎えることになると思いますが、あと最後の2ヶ月、ここで辛い思いをした分だけ、後から良かったと思える結果が得られる可能性が高くなると思うので、受験生にはぜひ気張ってほしいです。なんだか自分の受験期のラストスパートが懐かしくなってきたので少し振り返らせてください。
高校三年生の2月に現役受験に失敗して、それから自分なりに工夫してやってきてそれなりの成果が出ていましたが、冬ごろ、ちょうどこのくらいの時期から、成長が滞る時期がありました。丁度その時期にコロナに罹り、メンタル的にもしんどくなり、点数が全く伸びない状態が十二月の終わりまで続きました。これまでの自分の人生で最も辛い時期の一つであるこの期間に、私は一つの教訓を得ました。それは、「低迷期に余計に頑張らない」というものです。私は低迷期に入ってから、勉強時間を抑え、最低限の演習のみをひたすらこなす毎日を送りました。低迷期に新しい知識や技術を取り込もうとすると迷子になってしまいます。この時期に必要なのは、今持っている知識を整理してその精度をあげ、正しく使えるようになることです。この時期を乗り越えてからの成長は著しかったので、今のところ正しいスランプ脱却方法だと考えています。直前期に勉強時間を削るのは勇気のいることではあると思いますが、スランプ気味の人には思い切って試してほしいと思います。
受験期を振り返っていると、家族、特に父親に心配・迷惑をかけたなと思います。息子が1年間何物でもない存在になったことへの精神的負担は大きかっただろうと思いますし、私の余裕がなくなり常にイライラしていた時期があったと思い返すと、とても恥ずかしいと共に、本当に申し訳ないという思いです。これからもご負担ご心配をおかけすることがあると思いますが、精一杯頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします。
受験期を通して、さまざまな学びを得ることができました。心底浪人して良かったと思います。この貴重な経験を糧とし、これからの大学生活を過ごしていきます。
締まりのない文章になってしまいましたが、本日はここで失礼致します。風が流行しておりますので、皆様お身体に気をつけてお過ごしください。
p.s.四年生の先輩方、1年間ありがとうございました。沢山のことを教えて頂き、私にとってかけがえのない、学びの多い濃厚な1年となりました。本当にお疲れ様でした。めっちゃかっこよかったです。引退ライフ楽しんでください。