ご無沙汰しております。総合2年の島田です。梅雨空の続く毎日ではございますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。僕は昨日初めて参加した講道館での稽古で沢山投げられ、背中が痛いです。最近気づいたのですが、投げられすぎると逆に心地よくなってきます。
先日11日、同じく講道館で紅白試合が行われました。今回が初の公式戦だったため、また4月の練習試合で思うような動きが出来なったことも相まり、気を張って試合に臨みました。普段の稽古とは違う雰囲気にのみ込まれそうになりながらも、何とか引き分けることが出来ました。これまで、開始30秒程で一本負けを喫してきた僕にとって、組み合って柔道を出来たことは大きな進歩でありましたが、だからこそ後悔が残る試合にもなりました。
笹野監督からもよく指摘して頂くのですが、良いところを持ってから技をかけるまでの時間が長いのが僕の課題です。技を返されてしまうことが怖いのは勿論、頭で動きを考えすぎてしまう癖があります。柔道をはじめてから約8か月がたち、当初に比べて動きは改善されていることは間違いないのですが、まだ「柔道」の動きに到達していません。組み手が落ち着いたところで相手の出方を待ってしまい、結果的に後手後手の柔道となっています。
この状況を変えるには何が必要か。勝利への貪欲さが欠如していることを自覚します。サッカーやキックボクシングをやっていた頃は、「こうすれば勝てる」という勝利を掴める確固たる流れを背景に、強気なプレーをすることが出来ていました。今の僕の柔道にはその「確固たる自信」が足りておらず、文字通り腰が引けているのでしょう。
しかし、柔道はちょっとやそっとでは強くなれません。稽古という一本一本の糸が着実に織り込まれることで、機能性を発現させることが出来るのです。言い換えれば、僕が強くなれる可能性は「稽古」にのみ宿ると言えます。トレーニングによるフィジカル強化も重要ですが、根本の強気な姿勢を作り出すには、日々の稽古で強気に取り組む必要があるのだと感じました。そして、柔道は強気で取り組まなければならないからこそ礼儀・礼節を重んじる競技なのだと納得し、ますます柔道が好きになりました。
来月9日には東京都ジュニア柔道体重別選手権大会があります。そこで僕の目指す柔道ができるよう精進して参る所存でございますので、引き続き変わらぬご指導ご鞭撻の程何卒宜しくお願い申し上げます。
おわり。