新年明けましておめでとうございます。主将の都倉です。本年も慶應義塾體育會柔道部をどうぞよろしくお願いいたします。
今回は新年早々の更新ということで、昨年を振り返りながら今年の抱負を語らせていただこうと思います。
昨年は成人という人生の一大イベントから始まり、4月には上級生の仲間入り、団体戦でもポイントゲッターとしての役回りが期待されるようになり、はじめての全学個人を経験したり、主将の大役を拝命したり、初の海外遠征を経験したり、悔しい負けを何度も経験したり、非常に濃い一年でした。
嬉しいことも多かった反面、悔しい思いもたくさんしました。
思うように結果が出なかったり、チームがバラバラになってしまったり、コロナの影響で試合に出ることさえままならなかったり、沢山の困難に直面しました。
一年生の頃から似たような困難に直面してはいますが、学年が上がるにつれてそうした問題に向き合う際の視座が変わってきていることに気付きました。
どちらかというと自分のことばかりに目が向いていた一年生の頃とは対照的に、組織全体に目を向けるようになり、どのようにしたらより良い組織にできるのかをよく考えるようになりました。これは一人で考えることもあれば、先輩方や同期、後輩たちと議論することもあり、そのたびに自分のなかの理想の組織像のようなものが出来上がっていくのを感じました。
僕は「全員が組織のことを愛し、そのために必死に考えて行動できる組織」が理想の組織だと考えています。
この理想を実現できたとき、慶應義塾體育會柔道部はもっと良い組織になると思いますし、今年のスローガンである「奪還」を達成するためにはこの理想像の実現が不可欠だと思います。
今年は主将としてこの理想像を実現すべく、部員たちを大切にしながら、そして協力しながら、泥臭く精進します。
理想の組織は人によってそれぞれだと思うので、部員のみんなも一度今年のチームが目指すべき姿というものをじっくり考えてほしいです。
そして、自分の考えに基づいて、組織を良くするために日々試行錯誤を繰り返して欲しいし、部員同士で議論して欲しいと思います。
このまま筆を進めてもとりとめのない文章になってしまいそうなので、まとめに入らせていただきます。
2022年は苦しいこともあり、嬉しいこともあり、最高の出会いもあり、なんやかんやで良い一年でした。
2023年も塾柔道部にとっても、自分自身にとっても最高の一年にします。皆様本年もどうぞ宜しくお願いいたします!
都倉