ご無沙汰しております。3年の細谷です。
先日は東京学生に対する応援の程、ありがとうございました。今回も結果でお応えすることができず、申し訳ございません。自分の無力さから未だに立ち直れていない状況ですが、あと2か月弱で最上級生となる身として重圧と覚悟を持って再び努力をして参ります。今後とも温かい目で見守っていただけると幸いです。
良い結果をご報告することができない際、応援してくれていた存在の方に対して報告をしたくないと考えてしまいます。私自身、とても心苦しい気持ちになります。ですが、そういう1つ1つから逃げてしまうと応援してくださっている方々にも失礼ですし、つまるところ柔道の目指す人間教育の精神に反することになると考えます。
鏑木先生の言葉で印象に強く残っている言葉として「人は厳しい状況下でその真価が問われる」という言葉があります。自分の座右の銘は「迷ったら苦しい方を選ぶ」という言葉ですが、私はこの2つの言葉は似ているようで似ていないものだと考えています。後者に関しては迷った際に安易な方向に流されない。自分を律し続ける精神が必要であるということを示しています。これに対して前者は苦しい状況下に置かれた時に如何に他人を思いやる気持ちを持てるかという意味を示していると考えます。この2つをまとめると苦しい方を選択し続けながらも他人を慮りなさいということです。
実際にこれを実現しようとすることが本当に厳しいことであることは身をもって感じています。厳しい道を選ぶのは口で言う何倍も難しいです。苦しい状況下では自分に手一杯になってしまって他人の気持ちを考えられず反省したことも多々あります。
この両者を備えた人間になるための鍛錬、修練こそが柔道の本質であると考えます。
ここから自分の最後の早慶戦の引退まで時間がそれほど残されていません。上記2つを兼ね備えた真の柔道人を目指して鍛錬を積み重ねていきます。また、結果が全ての世界に属しているからには結果に貪欲に励んでいく所存です。
このように書いている部員日誌ですが、最近学校の友人たちも読んでくれている事を知りました。とても喜ばしい気持ちになると同時に自分が当初どんなことを書いていたのかということで少々振り返ってみました。
一番最初の部員日誌で書いていたこととして私は「横との関係の重要性」ということを強調していました。大学から入ってきた同期とも横の関係性を大切にしていきたいという決意表明的なものでしたが、この3年弱という期間を経て平山の日誌にもあったように改めて良い同期達に恵まれたなと感じています。割と淡泊に見えがちが学年だと思いますが、皆優しくて柔道部に対して強い考えや想いを持っています。学年ミーティングでいつも最後まで話していることからもそれが分かります。最終学年になって自分たちがトップに立っても自分自身楽しみであると感じていますし、この同期達となら良い部活を築いていけると確信しています。
明後日から寮合宿が行われます。主に部員の中の関係性を良くしましょうということがテーマですが、これを機に改めて同期と更に良い関係性になれたらと自分では考えています。3日間寮合宿という新たな試みにはなりますが、全力で取り組んでいきます。
特にテーマが無いつらつらと書いた日誌になりましたが、これで終わります。