こんにちは。2年の南雲です。より一層暑さが増してまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
いよいよ季節は夏真っ盛りになってきました。夏、というとさまざまなイベントが盛り沢山で楽しみにされていたみなさんも多いのではないでしょうか。今年の夏は行動制限も今の所解除されており、久しぶりにコロナ前の元通りの夏が戻ってきた感じがします。しかし、このコロナ禍やら行動制限やらの話はあくまでも人間界の中での話であって(当たり前ですが)人間以外の野生の生き物たちは一昨年も去年も、勿論今年も変わらず元気に活動しているわけです。そんな野生動物の中でも夏の代表格といえばやはりセミでしょうか。「いや、もっと他にあるやろ…」と思ったそこの皆さん。一旦冷静に考えてみてください。セミほど人間界に対して主張の強い動物もそう多くはいないでしょう。夏が始まった途端に日本中の至る所でミンミンジージーシャーシャーの大合唱が始まり夏の終わり頃にはそこら中に抜け殻と骸がゴロゴロ転がっているのですから。みなさんも小さい頃はセミの抜け殻を大量に集めては学校の机の上や引き出しにコレクションしては、バレて先生方に叱られるという奇行に走っていたはずです。違いますかね…(10年ほど前の埼玉の片田舎の小学校では日常の光景でした)
ところで皆さんはセミの生きた成虫を見たことはありますか?前述したように、抜け殻や寿命を迎えた成虫が転がっているのはあるあるですが、爆音で鳴きながら木に止まっている成虫はあまり見かけないのではないでしょうか。それもそのはず、濃い茶色のセミは完全に木の幹と同化してしまうため、よく探さないと見つかりません。しかも、セミをわざわざ探して捕まえようなどする人は昆虫学者かよほど昆虫が好きな子供くらいなもので、日常生活を送る中でセミ取りをしようなどという発想に通常の人はまず至らないわけです。ところが、通常ではなかった小学生時代の私は、一度セミを捕まえてやろうと学校の校庭の周りにあった木を片っ端から探して周りました。そして、探しはじめておよそ10分。ついに大きなアブラゼミを発見したのです。そのままゆっくり近づいて虫取り網を振りかざすと意外にも一発でセミは網の中へ。上手く捕まえられたことで調子に乗った私はもっと近くでセミを見たいと思い、意気揚々と虫取り網からセミを鷲掴みに。すると次の瞬間、逃げるためなのか木と勘違いしたのか、セミが私の手に樹液を吸う口を突き立ててきたのです。彼らの口は樹皮を突き破るために鋭利にできており、刺されると痛いのなんの… その出来事があってから、私の中でセミはトラウマになってしまい、今でもセミを触ることができません。ゴキやカエルやヘビはなんの抵抗もないのですが、セミだけは少し身構えてしまいます。ですので、もし道場にセミが迷い込んできた時は僕ではなく同期の成宮を呼んで逃がしてもらってください。
相変わらず中身の薄っぺらい日誌になってしまいました。そろそろ真面目な内容を書かないといけないような気がするので次回こそは頑張りたいと思います。
おわり