失礼致します。甚だ僭越ながら自己紹介させていただきます。私、本年度慶應義塾體育會柔道部にマネージャーとして入部させて頂きました、慶應義塾大学商学部 1 年の土屋実里留(つちやみりる)と申します。以後宜しくお願い致します。
出身高校は慶應義塾ニューヨーク学院で、出身地は東京都です。アメリカでは高校が4年制のため、4年間高校生を勤めさせていただきました。本来であれば4年間をニューヨークで過ごす予定でしたが、新型コロナウィルスの影響により、約2年半ほどしかニューヨークで過ごすことが出来ず、卒業までの残りの1年半は日本の家に引きこもりひたすらオンライン授業と課題をこなしておりました。慶應義塾ニューヨーク学院出身にも関わらず、自由の女神を拝むことも叶わなかったため、大変歯痒い気持ちでございます。
今回は自己紹介ということで、私が柔道部のマネージャーとして入部させていただいた経緯についてお話しさせていただきます。高校時代はバレーボール部と男子水泳部に所属しておりました。バレーボール部ではプレーヤーとして、男子水泳部ではマネージャーとして所属しておりました。私は正直球技が大の苦手でなぜバレーボール部に所属していたのか、そしてなぜ継続していたのか自分でも未だに理解しておりません。しかし、私は負けず嫌いであり、球技が苦手なゆえ技術面で劣っていたため、少しでも同期の横に並ぼうと毎日暇さえあればサーブやレシーブの練習をしておりました。結局、同期に追いつくことができず、同期が上のチームで活躍する中、私は彼女たちの背中を見ながらただ一人下のチームでキャプテンを勤めることとなりました。自分の弱さを悔やみ毎日部屋でこっそりとシクシク泣いていたのは内緒の話です。
そんな時、水泳部のマネージャーを務めることで、誰かの役に立つ喜びや楽しさを学びました。自分が活躍するよりサポートする方が向いているということに気づき、初めて自分の居場所を見つけられたような気がしました。また、プレーヤーとして挫折を味わった経験もあるため、微弱ではありますが精神面にも寄り添うことができることに気づきました。そして、大学になっても誰かのサポートがしたい、マネージャーをしたいと思うようになりました。
大学に入学し、どの部活のマネージャーの見学をしようか悩んでいた時、高校時代からの友人であり、先輩マネージャーである土屋文乃さんから柔道部のマネージャーの見学のお誘いをしていただきました。余談ではありますが、苗字が同じ土屋で同じく慶應義塾ニューヨーク学院出身ではありますが、姉妹ではございません。私は柔道はテレビでしか見たことがなく、無知な私が生の柔道の見学など大変烏滸がましいと思いながらも見学をさせていただきました。その時、こんなにも力強いのにしなやかさも兼ね備えた競技があるのかと思い、柔道に一目惚れをいたしました。そして、サポートさせていただきたく思い、見学した日に入部を決め、體育會柔道部に所属させていただきました。
入部して1ヶ月半が経ちますが、まだまだ業務でミスをしてしまいます。しかし、素敵な先輩方や頼れる同期たちが未熟な私を気にかけてくださり、多くの気づきや学びを与えてくださいます。私はなんて恵まれた場所にいさせていただいているのだろうと幸せを噛みしめ、充実した大学生活を送らせていただいております。
大変拙い文章で申し訳ございません。これからもマネージャーとして部を支えられるよう精進して参りますので、今後ともご指導ご鞭撻の程宜しくお願いいたします。