ご無沙汰しております。商学部2年の都倉です。この日誌は冬の帰省の新幹線で書いています。間もなく名古屋駅に到着する辺りです。

更新日は一月九日の予定ですので、この日誌が皆様にお届けされる頃には長いオフ期間も終わりに近づいている筈です。新年を迎える前に、2021年を整理し、2022年をどう過ごすべきなのか考えたいと思います。長くなりそうですが、よろしければお付き合いください。

私にとっての2021年を簡潔に表すとすると、「悔しい」この一言に尽きると思います。2021年は例年とは異なる体裁ではありますが、主要大会が軒並み開催されました。有難いことに私も早慶戦を含む6つの大会に出場する機会をいただきました。
しかし、私は一度も活躍することができませんでした。個人戦は2大会とも初戦敗退。団体戦でも引き分けこそあれど、チームの勝ちに貢献できたと言えるような試合は一つとしてありませんでした。いつも先輩方や同期、後輩に救われてばかりでした。
部を代表して出場させて頂いているのに、勝つわけでもなく、攻めまくって流れを引き寄せるわけでもなく、ただ淡々と試合をして引き分けるか負ける。これしかできませんでした。間違いなく、チームの穴だったと思います。

そんな情けない試合しかできない私がいる一方で、常に見ている者の心を揺さぶるような、気迫のこもった試合をする部員もいます。特に四年生の先輩方は得点するだけではなく、安定感のある試合運びで、常に流れをこちら側に引き寄せるような試合をしておられました。四年生としての意地をひしひしと感じる試合が多く、「責任を果たす」とはこういうことなのだなと実感させられました。
そんな偉大な四年生の先輩方が引退されてしまった今、我々には大きな変革が求められています。小柄であり、個の能力もそれほど高くない私たちが早慶戦4連覇という目標を達成するためには、今年のスローガンである「総力戦」を実現する必要があります。部員全員がチームのことを1番に考えて、各々の持てる力を全て出し切った時にようやく勝負ができると思います。そのためには、チームとしても個人としても、正しい努力を継続する必要があります。僕個人としても唯一の超級としての責任を果たせるように、単調で取り味のない柔道を脱却して、勝てる柔道スタイルを確立したいと思います。
圧倒的実力と柔道IQを誇る杉村主将を筆頭に、でも頼ってばかりにはならないように、来年度の早慶戦まで全員柔道で駆け抜けたいと思います。応援のほど宜しくお願いいたします。

そして、私ごとではありますが、1月2日にようやく成人いたしました。柔道部の先輩方、同期、後輩たちからも沢山のお祝いのメッセージを頂き、周りの方々に恵まれているということを改めて実感しました。成人ということで、高校や中学の友人と再会する機会があったのですが、この部員日誌をたまに読んでくれている友人もいるようです。下手なこと書けないですね。(笑)
何はともあれ、家族をはじめとする周囲の方々への感謝の気持ちを忘れず、20歳は圧倒的成長を目標に精進いたします。
新大阪に着くまでに仕上げる予定だったのですが、結局1月9日までかかってしまいました。長々とお付き合いいただきありがとうございました。今後とも末永くご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。