失礼致します。甚だ僭越ながら自己紹介させて頂きます。私、今年度慶應義塾體育會柔道部にマネージャーとして入部させて頂きました、経済学部経済学科1年の土屋文乃(つちやふみの)と申します。以後、宜しくお願い致します。東京生まれ、東京育ちでありますが、出身高校は慶應義塾ニューヨーク学院で、三年間もの間親元を離れ、遠いアメリカで寮生活を送っておりました。私にとってニューヨーク学院は、かけがえのない仲間との、何にも変え難い三年間を生み出してくれた、最高の母校です。

 高校時代は、ソフトボール部と軽音楽部に所属しておりました。お恥ずかしい話なのですが、私はかなりの運動音痴で、物心ついた頃からスポーツ全般が大嫌いでした。50m走で10秒を切るだけでも大喜び、小学校の体育の授業では、友達がドッジボールをしている傍、自分はBGM係だ、などと言って歌を歌っていたことを覚えています。ですが、高校で人数不足で半ば強引に入部させられたソフトボール部で、初めてスポーツを通して生まれる友情や達成感、他人を応援することの楽しさなどを学び、大学入学後は、是非マネージャーとして體育會に携わりたいと思ったのが、入部に至った大きなきっかけです。

 数ある體育會の中で、柔道部を選択した理由としましては、私にとって柔道が、長い間気になる存在だったことが挙げられます。私は小学生の頃から大変な相撲好きで、国技館で購入した鬢付油を持って、学校に登校する日もある程でした。今考えると少し変わった小学生だったと思います。力士のインタビューや経歴などを見ていると、柔道というワードが頻出します。幼少期に相撲と並行して柔道を習っていた話や、柔道少年から転身して大相撲の世界に足を踏み入れた話など、相撲オタクを続けていると、柔道というワードを耳にする機会が多いのです。ですから、柔道は何年も前から私の頭の片隅で気になる存在でしたし、大学入学を機に、新しい世界を学びたいという思いが後押しとなり、柔道部に入部させて頂く形となりました。

 入部して三ヶ月程経った今は、仕事にも慣れ、部活に行くことが日常の一部となりました。先輩方や同期が、私を暖かく迎えて下さったこと、本当に有難く思っています。

 これからの4年間、マネージャーとして、部を支えていけるよう精進して参ります。拙い文章で申し訳ございません。今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。