こんにちは。4年の山室です。

ここ最近急激に気温が低下したことにより、急いで衣替えをしました。練習が始まり準備運動を行っても、手先・足先が冷え切っており中々温まらず、何だか少し早いですが冬がやってきてしまったように感じております。過ごしやすい季節の「秋」はどこへ行ってしまったのでしょうか、、季節の変わり目ですので、皆様体調を崩さないようお気をつけ下さい。

10/24(日)「東京都学生柔道体重別選手権大会」

昨年はコロナの影響で中止。今年は8月開催のはずが直前に延期決定。そしてようやくコロナが落ち着き、先日何とか試合が開催されました。実に約1年ぶりの公式戦でした。何とか3位入賞し、全学出場権を獲得する事ができました。準決勝ではGSで一瞬の隙を突かれ、綺麗に頭が畳に突き刺さり気づいたときには投げられていました。とても悔しいです。

ここ1年半、私のモチベーションはまさにジェットコースターのように上がったり下がったりを繰り返していました。
柔道着を着ることすらできない悶々とした日々。練習再開後も、試合がいつ行われるかわからない状況での練習や今何の試合に向けて練習しているんだろうと疑問を抱いた中での練習。そして試合に向けて準備をし、心身共に良い状態に仕上げても、試合直前に来る延期の知らせ。
何度もメンタルを崩壊させられそうになりました。どんな時でも「強くなりたい」という気持ちが根底にあることに変わりはありませんが、どれだけ強くなったかを試す場所でもある試合がないとなると、モチベーション維持にはかなり苦労しました。

今回、試合の開催が決まった時、私の中でモチベーションがかなり高まりました。
もちろん、試合への不安と恐怖も高まりましたが、それをかき消したのが「試合に対するワクワク感」でした。

柔道人生最後になるかもしれない個人戦、緊張して力を発揮出来ずに後悔して終わるのは勿体ないと思い、「思い切り戦って試合を楽しむこと」これを1番に考えるようにしました。すると、早く試合がしたいと思うようになり、何だかワクワクしていました。
私なんてプレッシャーを感じて戦うほどの選手ではありません。ノープレッシャーでいつも通りの自分で、そしてチャレンジ精神で戦いました。

あと実は私、最近試合では全く緊張しないんです。

歳を重ねる毎に緊張というものが薄れてきたと言いますか、上手く自分の緊張をコントロールできるようになりました。
小学生は試合がとにかく嫌いでした。勝たなければならないといった周囲からのプレッシャーを小学生ながらも感じて試合をしていました。いつも心臓バクバクのガチガチです。
今だから言える事ですが、必死に体温計を温めて、熱があると言って試合を辞退したことさえあります。(誰にも言っていない秘密。親が日誌を読んでいたらびっくりするだろうな〜笑)
中学生では、先輩たちが三冠(近柔・全中・マルちゃん)を2連覇している中、私たちは最弱の代と言われていました。連覇を途絶えさせるわけにはいきません。そこで、私たちはとにかく練習しまくりました。どの学校よりも練習をしてきた自信があり、勝たなければならない、そんな状況から、「勝つ以外なくない?」そう思うぐらいまでやってきました。これだけの自信をつけて臨んだ試合でも、計り知れない程のプレッシャーを感じ、心臓が飛び出るぐらい緊張もしましたが、しっかりと3連覇を果たしました。そして、そのプレッシャーからやっと解放されました。
高校生からでしょうか、段々緊張とうまく向き合えるようになりました。良い緊張感を掴めるようになってきました。
最近では試合よりも、試合前に行う試合を想定した練習や、寝る前に目を瞑ってイメージトレーニングをする時の方が心臓がバクバクします。反対に試合本番では心拍数いつも通り、そして何も気負う事なく平常心で試合に挑む事ができるようになりました。

今大会、結論から言うと緊張ゼロ、そしてはじめて試合を楽しむことが出来ました。久しぶりに味わう試合の感覚や空気感、相手との駆け引きなどなど、色々と楽しかったです。
しかし、思い切りの面に関して言うと、0点でした。いざ試合が始まると慎重に慎重に戦ってしまっていました。返されることを恐れない、もっとガッツ溢れる柔道を展開したかったです。敗因も、返されることを恐れて思い切り技に入れなかったこと。逆に相手に隙を突かれて思い切り入られてしまったこと。

今回の反省は、今後続いていく試合に活かしていきたいです。

次の試合は全学団体です。
女子は「日本一」を目指して戦います。
平野先輩、宮下先輩と一緒に達成する事ができなかった目標を私たちが達成します。

悔し涙ではなく、嬉し涙を流して終われるように。

皆様、応援の程よろしくお願いいたします!!!

頑張りましょう🔥