食欲の秋で100キロ近くまで太ってしまいスーツが今にもはち切れそうな、経済学部3年森井浩太です。2週間後の都学に向けてしっかり減量します。
さて、最近、就職活動をしていくうちになぜ自分は柔道をここまで長く続けているのだろう、なんのために柔道をしているのだろうとふと考える時がありました。当たり前に週6日柔道している自分。たしかになんで柔道しているんだろうと。思い返すと今まで深く考えたことはありませんでした。勝ちたいから?投げるのが楽しいから?生活の一部だから?くらいの認識でした。ほんとに生活の一部、柔道があっての毎日だと常々実感しています。さらに、いくつかのインターンの面接でも、結局は柔道について語ってしまいます。柔道バカなのでしょうか。自分ではあんまりそういうふうには感じてはいなかったのですが、外から見ればきっとそうなのでしょう。
そこで、今回はなぜ柔道をするのか、柔道を続ける理由を考えてみることにしました。
と、その前になぜ柔道を始めたのかについて記しおきたいと思います。私が柔道を始めたのは、遡ること15年前。徳島県徳島市にある町の道場で始めました。きっかけは、やんちゃだった当時の私に礼儀作法を教えて落ち着かせたいという母の切実な願いからだったと聞いています。私自身も、幼稚園のときかなり元気な方でやんちゃだったことを少し覚えています。そして、そういった経緯で柔道を始めて2ヶ月経った頃、早速試合に出ることになりました。今思えば早すぎますね。結果は、2回戦であっという間に負けました。周りの人は恐らく始めて2ヶ月だからしょうがないよと励ましてくれたと思います。けれど、当時の私は、悔しくて悔しくてしょうがなかったのです。15年たった今も鮮明に覚えているのだから。なぜ、そんなに悔しかったのか。それは、負けるということを知らなかったから。幼稚園、そして小学校に入学してから徒競走で一度も負けたことがなかったのです。当時勝敗をつけるとしたら徒競走。その徒競走で無双していた私は敗北とは縁もゆかりもありませんでした。だから、試合で負けて初めて負けることの悔しさを知ったのだと思います。それから、なんとなくの習い事としての柔道から、勝つための柔道に移行しました。しかし、当時の練習は、水、金、土の週3回と少なく、これじゃ強くなれないと自分でも思っていました。そんな時、母から「みんなと同じ練習をしているようじゃ一生勝てないよ」と言われました。それから、自宅で母に道着を着てもらって打ち込みや投げ込みをしたのを覚えています。結構がっつり投げていたと思います。家で柔道着を着て打ち込みを受ける母親は世界初ではないでしょうか。寿命が縮んだらこのせいですごめんなさい(笑)そして、土日は、父と全体の練習が始まる1時間前くらいに道場に来て練習をしました。(ちなみに、両親ともに柔道は初心者です。)父とはたくさん乱取りしました。当時の父は大きくて強かったです。全然投げれなくてイライラしたのを覚えています。後は、たくさん走ったり、動画を見させられたりしました。走っていたらストップウォッチを持った母が自転車で追走してきたり、ご飯中も柔道の動画を見せてきたりと、私以上に、両親が一生懸命になっていました。もちろん私もそれに応えようと頑張りました。そして、また2ヶ月が経ち、2回目の試合を迎えます。結果は準優勝。もちろん悔しかったとは思いますが、両親が今まで見たことがないくらい喜んでいて、私も柔道っていいなって思いました。これが、根本的な柔道を続ける理由なのでしょう。勝ったら喜んでくれる、褒めてくれる人がいる。率直に両親に褒められるのが嬉しくて柔道をしているのです。今も根本は変わりません。勝つと色々な人が褒めてくれるし、喜んでくれる。けれど、一番嬉しいのはやっぱり両親、そして家族なのです。まあ一番応援してくれ、一番支えてくれたのだから当然のことですよね。なんかちょっと湿っぽくなってきたのでそろそろまとめますね。私にとって柔道を続ける理由、それは家族が応援してくれる、喜んでくれるからです。
最後に、小学一年生の時に経験した敗北をきっかけに、負けた悔しさを経てリベンジできる喜びや、勝つことの楽しさを味わってきました。これが柔道の醍醐味なのではないでしょか。(個人的に)これもまた柔道を続ける理由です。でも、他のスポーツでも同じことが言えるのではないかと突っ込む方もいらっしゃるでしょう。(就活脳)柔道しかやってこなかったので、柔道についてしか言えませんが、柔道は究極なスポーツだと私は思っています。4分間、畳の上で、体1つで戦う。この日誌を読んでくださっている方の大半は柔道をやってこられた方だと思います。柔道の疲れって尋常じゃないですよね。試合になると特に。腕もパンパンになるし、体はアザだらけ、傷だらけ。でも、これも嫌いじゃないんですよね。体に傷ができると「俺頑張ってるな」って自然と思っちゃうんですよね。きっと、Mなんですね。長々と語ってきましたが、結局何を言いたいかというと、柔道が心から好きなんだなということです。全力で柔道できるのも後1年ちょっとです。悔いの残らない学生生活を終えれるよう日々精進致します。
2週間後の都学、しっかり勝って全学決めます!応援宜しくお願い致します。
長く拙い文章で申し訳ございません、、では。