こんばんは1年の高です。桜が降る夜はまだ少し残る肌寒さとかすかに赫く染まる空が誰かの会いたいという声にならない叫びを届けようと暴れているようで苦しい気分になります。桜には毒があるというのはたしかなのでしょうか。

残念ながら横浜市にはまだ「桜の降る夜」はやってきていないのですが深夜に空を見上げるとかすかに星がみえることがあります。桜ほどの特別感はありませんが僕が生まれた8月なんかは特に星空がにぎやかで星も何かを伝えようとしているのはたしかにわかるのです。

突然ですが黄道十二門(黄道十二星座)の中で最強の星座は一体何座なのでしょうか。何座が最強だからどうということはないのですが気になってしまったものは仕方ないので自分で勝手に決めようと思います。

とりあえず簡単にすべての星座の成り立ちを書き出します。あくまでtaka調べなのでご容赦ください。

 

星は綺麗なものできっと成り立ちもロマンティックなのでは、なんて幻想を描いてはいけません。どちらかといえばファンタジー要素が強く、ギリシャ神話がベースになっています。まずは神と人間のハーフである英雄ヘラクレスに関する星座から。ヘラクレスは誤って息子を殺めた罪滅ぼしとして12の試練を負うこととなるのですがその中でヘラクレスに倒された者たちが星座になっています。

・しし座

ヘラクレスが第一の試練で戦ったネメアの 谷の黄金の毛皮を持つ化け物ライオン。

・かに座

 第二の試練で触れたら即死の毒蛇ヒュドラとの戦闘中にヘラクレスが踏みつぶしてしまった、ゼウスの妻ヘラの使いの蟹。

・いて座

 第八の試練でヘラクレスの放った毒(ヒュドラ)の矢で倒したケンタウルス族。

強いヘラクレスに怒り蟹を使いとして送ったヘラは嫉妬深く、ほかの男にも使いを送っていました。

・さそり座

 天下一の力自慢だと言い張るオリオンを猛毒で殺したヘラの使いの蠍。

 

話は変わってギリシャ神話の世界にはテュポーンという全宇宙を崩壊させた巨人であり、力では神々の王ゼウスに並ぶ最大最強の怪物がいました。そのテュポーンから逃げるために神々が動物に姿を変えるのですがその姿も星座になっています。

・やぎ座

 羊飼いの守り神パンが変身した上半身山羊、下半身魚の姿。

・うお座

 美の女神アフロディーテとその娘エロスが変身した魚の姿。

・おひつじ座  最高神ゼウスが変身した羊の姿。

 

ここからはいわゆるその他です。

・おうし座  最高神ゼウスが求婚の際変身した牡牛の姿

・ふたご座  ゼウスと人間レダの間に生まれた双子

・おとめ座  豊穣の女神デメテル

・てんびん座  善悪を裁く女神アストレイアの天秤

・みずがめ座

ゼウスに気に入られた美少年の羊飼いガニメデの水瓶

 

長々と星座の成り立ちを並べましたがここから独断と偏見により最強を決めていきたいと思います。まず、ヘラクレスと戦った者たちの中ではライオンが圧倒的な強さを誇り、ヘラクレスを追い詰めたとされているためかに座といて座は脱落です。また、ヘラクレスが倒した毒蛇ヒュドラに比べると劣ると考えられるためさそり座も脱落とします。

続いて、テュポーンから逃げた神たちの中では元のとしての強さで比べるとゼウスが最高神であるためやぎ座とうお座も脱落です。その他の星座は、道具は戦えませんし戦いに向いてない神では力不足なのでふたご座、おとめ座、てんびん座、みずがめ座は脱落でしょう。

また、ゼウスが変身した姿として比べると牡牛のほうが強そうなのでおひつじ座も脱落です。

ということで決勝戦はしし座とおうし座になりました。ここで考えるべきは牡牛の姿のゼウスはどれくらい強いのかということですが、テュポーンから逃げている時点で少なくともテュポーンと戦うほどの力はないことがわかります。とすると、戦うよりも逃げることに特化した姿であり、英雄ヘラクレスと張るほどの力量ではないことが予想されます。

ということで最強の星座はしし座です、おめでとうございます!

 

「全てに意味を付けたがるのは強欲で、傲慢で、脆弱な人間の愛しい性である」(「うせもの宿」より)

駄文大変失礼致しました。上の名セリフでチャラにしてください。