夏の終わりとはなんだか寂しいものですね。
初夏から六徳舎の中で聞いていた蝉の声も聞こえなくなり、
今は自転車を漕ぎながらきる風に肌寒さとともに秋の訪れ感じています。
誰と離れるわけでも、会えなくなるわけでもないのに、
夏と離れるのは夏がそこまで好きではない人でもなんとなく寂しく感じるものなのではないでしょうか。

というわけで夏が終わり秋になりつつあるのですが、
私事ながら冬、春、夏、秋を通して車の教習所に通うことになります。
そう、期限も近いのであまり笑い事ではないのですが、
安心してください、取りきりますよ!と、ややスべり気味ですがご自愛ください。

ここでなぜそんなに長く通っているのかと疑問をもたれた方も多いと思います。
私自身も本当であればもう少しはやく「免許撮った〜」とSNSに自慢していたのではないかと思っています。
今回このように免許取得が遅れたのも一言で言えば「タイミングが悪い」これに尽きると思います。

まず、私が入校したのは2月の終わりでした。
その頃はコロナウイルスが騒ぎ始められた頃だったように記憶しています。
その頃というのは春休み真っ最中で私は5月下旬までの卒業を見越して通っていました。
所内は教習生でごった返し、キャンセル待ちの人間で座れない日があったこともありました。
順調に通っていたのもつかの間。
コロナウイルスの感染拡大防止策として教習所が閉鎖してしまいます。
私もウイルス感染が怖く行きたくなかったので正直この策は嬉しかったのですが、
ここから私と教習所の長い戦いが始まりました。

それから2ヶ月が経ちなんとか営業再開の通知がメールで届きました。
私も心変わりしコロナウイルスの怖さよりもはやく免許を取りたいと思っていたこともあり
すぐ教習所に向かいました。が、しかし考えがあまかったようです。
春休みにあれだけ人がおり、閉鎖し再開した。
あの人数が減ることはなくむしろ新規入校者も相まって増えてしまっているではありませんか。
もちろん予約をすぐしたものの8月の初旬に取り終える見込みとなりました。
まあ夏休みまでに取り終わるからいいかとその時は思っていました。

その後も休むことなく順調に通っていたのですが、事件がおきます。
自主練中の怪我です。今は完治していますのでご心配無用ですが、この怪我で3週間大事をとって休んでいました。そろそろ行くかと教習所へ足を向けた時にはもう遅かったようです。
夏休み。人生の夏休みである大学生の夏休み。もはや天国です。
そう、この夏休みという期間をなんだかふんわりとしか捉えていなかった私は痛い目を見ました。
1ヶ月分の休みを記入し、受付へ持っていくとあと2ヶ月分の記入もよろしくお願いしますと言われました。
なんだか狐につままれたような気分で再度提出すると夏休みで予約が殺到しておりまして……
と申し訳無さそうな顔とともに渡された卒業見込みは10月の初旬。
結局もう2ヶ月遅れることとなり、私の長い戦いは今も尚続いております。
なんだか色々ありすぎてタイミングが悪かったとしか言いようがないですが、
残りもう少しですので細心の注意を払いつつ頑張っていきたいと思います。

タイミングの善し悪しは人生にも言えることであり、
タイミングの善し悪しを決めるのは運が大きな割合を占めているように感じます。
運なんてどうしようもねえ!と思われるかもしれませんが、
そうしたものを意図的に掴みにいく、掴むことができる人間こそが
これからの社会を作ると大局的に見ればそう言うこともできると思うのです。
運を引きつけるのは運がついてると思い込むこと、そして自信、入念な準備であるように思います。
そう、これからは運を掴める男、運男になりたいと思います。
現代的に略すと読み方は「チャラ男(お)」ならぬ、「うんお」でしょうか。
なにごとにも運男を目指しますので
これからもご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い致します。

長々と書いてしまいましたが、このあたりで失礼致します。
長文、駄文にお付き合いいただきありがとうございました。