こんにちは。4年の篠原です。長かった梅雨が明け、すっかり真夏になりました。今年もかなり暑いですね。

柔道部の長い稽古自粛期間も昨日いよいよ明けました。3月31日をもって日吉道場での稽古を自粛しておりましたが、部員全員の抗体検査陰性を確認し、全柔連指導要項に基づいて昨日から稽古を開始しています。
練習参加に関しては完全に家庭の方針に任せており、強制力を持たせてはいませんが、部員の6割程度が参加しているような現状です。

稽古の内容は、組む相手を変えずに、特定の相手と打ち込みが行われます。もちろんマスク着用です。また、密集を避けるため軽量と重量で時間を分け、長時間一緒にいることを避けるために着替えや掃除の時間も含めて一時間半で完全解散としています。

キャンパスに入る際の体温検査や換気の管理、人数や時間の管理など多くの制約があるものの、ようやく道場に集うことが出来たことに幸せを感じております。

道場に集って稽古という意味では、稽古の自粛は行っていましたが、柔道部としての活動は動いていました。今回は稽古再開にあたるまで、この混乱の数ヵ月間を慶應義塾体育会柔道部がどのように活動をしていたのか、簡単に綴っていきたいと思います。

4月~5月
緊急事態宣言が発表され、稽古の自粛が開始。幹部として手を打つことが出来ずに柔道部として何か活動をしたことはありませんでした。新入生の不安などを考えるともう少しやりようがあったとは思い、申し訳ないことをしてしまったと思います。

5月下旬~6月初旬
四年生の就活が落ち着いてきたのと一緒に、そろそろ部活のことを本気で考えようと議論が始まります。そして6月1週目の週末、いよいよ部員全員でのズームミーティングを開催。その際に今後の方針を発表します。ここで発表された方針は以下の通り。

・週に2回以上メンター制度(4人一組の縦割り班)を用いてズームトレーニング。
・週に1回以上メンターでのミーティング
・2週に一度木塚コーチ指導のもとズームでの全体トレーニング
・2週に一度全体でのミーティング

その他、縦の繋がりだけでなく、学年でのミーティングの開催や、授業の内容を発表しあう学習会、個人面談等、とにかく部員同士の接点を増やすような施策を実行してきました。

トレーニングや稽古での体作りは各地方で各自の家庭の方針と裁量に任せ、僕らで行った施策では、一貫して帰属意識の維持向上を求めました。

前例のない事態に、幹部や四年生で毎日のように議論し、メンター内で出た意見も参考にしながら、これまで以上に部活のことを考えられた期間だったと思います。
未だに試合があるかすら分かりませんが、あってもなくても最後まで活動し抜き、柔道部がどうすれば良い方向に向かうのか、考え抜いて参ります。

今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。