ご無沙汰しております、4年の日時本です。長い長い自粛生活、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私はと言いますと、あいも変わらずのんびりとモンハンと読書をしております。昼はひたすらにヴァルハザクの宝玉を求め瘴気の谷へと繰り出し、夜はのんびり扇風機の前で本の世界に没頭しております。

まあこんな感じに書けば多少は聞こえはいいですが、要するにひたすらに暇です。時間がありまくるせいで、授業のレポートなんかは出た瞬間に終わらせるようになりました。

日々成長ですね。

さて、特に話すこともないので就職活動の話でもしようかと思います。篠原と内容が盛大に被ってしまいましたが、これ自体就活が終わってすぐに書いた日誌なのでご容赦下さい。

多くの方々に支えられてなんとかやってこれた就職活動も無事に終えることができました。お世話になった諸先輩方にはこの場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。なんらかの形で今度は僕が後輩たちに還元できたらと思います。

今年の就職活動はこの新型コロナウィルスの影響で例年とはだいぶ違うものとなりました。説明会はオンラインで、面接はzoomや各社の媒体を使い、徹底的に会う機会というものが無くされました。実際に赴く必要がない分、時間や交通費などに関してはだいぶ救われましたが、その反面やはりやりにくさはありました。

僕がこの就職活動中に感じた最も大きなものは、「会うことができない辛さ」と「会わなくても伝わる良さの重要性」の二つです。

僕は正直全部の選考プロセスを対面でできればこれ以上はないと思っております。多分柔道部、ひいては体育会の学生の良さは対面でこそ発揮できますし、会わなければ見えてこない印象というものもあります。

ある先輩に「お前らは会ってこそ伝わる独特な雰囲気がいいのになぁ」と言われました。また違う先輩からは「柔道部員は大体10単語駆使すれば4年間過ごせるから話す力がないんだよな、だからこそ対面でやらせてあげたいんだけど」とも言われました。

僕も本当にその通りだと思います。体のサイズ感や体育会独特のあの雰囲気は画面越しには伝わりません。更にシンプルにオンラインということで生じるラグや、環境による暗さであったりカメラの画質、マイクの音質などなど問題点は挙げ始めればキリはありません。

ただ、恐らく今後世の中はこのようにオンラインを通じて仕事をしていく形に進んでいくのだとおもいます。

それこそ移動の制約を受けないオンラインの会議であれば、自分の家で、地球の裏側との商談を実際に現地に空路陸路を乗り継がずとも開くことができます。

会社員は朝の満員電車に揺られることなく、ある程度の仕事を家で快適に進めることができます。

子育て中の夫婦であれば産休・育休などを取得しなくても側に居てあげることが叶います。

恐らくオンラインの良さというものも挙げ出せばキリはないのだと思います。これらがありながらも不都合に感じるのはそもそも日本がまだまだオンライン環境に適応できていないから、そしてなんやかんや古い企業体質が根付いているからでしょう。多分オンラインに慣れればどうってことはないんだと私は思ってます。

しかしまあ、とりあえず僕はオンラインで行われる面接に四苦八苦し、それら全てを呪うような生活を送っていました。

ただ、実際に終わってみれば、「こういう風に変わっていくだろう世の中で未だに会わなければ伝わらない良さに縋るのはどうなのか」と少しずつ思うようになりました。

何度も繰り返すように、恐らく今後急速にオンラインで仕事をする体制が整っていくでしょう。そんな中で「会えりゃ一発なのになぁ」とか考えて停滞しているのはいかがでしょうか。画質が悪かろうが画面が暗かろうが、マイクの音質が悪かろうが少々ラグっていようが相手に伝わるような良さを磨いていく必要があるのではと思うようになりました。

そして、多分そう言った良さは「話すこと」の一点に集中するのかなと僕は思います。

論理的に、自分の言葉で、分かりやすく話せること。独りよがりになっていないこと、相手に伝えようとしていること。堅すぎず、それでいて砕けすぎず。熱く、それでいて感情的になりすぎず。自信を持って、それでいて謙虚であって。などなど…

難しいですね。これらの磨き方なんて僕には検討皆目つきません。何故ならこれらは自分自身にまだまだ足りていないことですし、何よりも自分も就職活動中にこれに則って話せていた自信が全く無いからです。

ただ一つだけ分かることは、多分こう言ったスキルは一朝一夕では身に付かないということです。絶対に。

多少自分は喋る力が、考える力があるからと舐めてかかると本当に痛い目に遭います。

何とか就職活動を終えることができた僕一つに言えることは、とにかく自分の人生を見つめ直す時間を沢山設けた方がいいということです。

自分自身がどういう人間で、どういう信条に基づいてこれまで人生の選択を下してきたか。そこに何らかの一貫性はあるのか。それを自分は誰かに分かりやすく論理的に説明できるか。それは誰が聞いても、そして何より自分が聞いて納得感を持てるものか。

多分就職活動の本質はここにあるんだと思います。始める前に色々な先輩から「自己分析を徹底しろ」と言われた意味を終わってから本当に理解できました。

すみません、非常にとっ散らかった文章になってしまいました。

兎にも角にも、これで柔道部の活動に専念することができます。試合は次々中止が決まり、お先真っ暗な状況ではありますが、何とか自分の代を最良の形で終わることができるよう精進して参ります。

以上。

追伸
深刻なアブラ不足に耐えかね、先日早慶戦の打ち合わせを講道館で行った帰りに三田二郎に行って参りました。約半年ぶりの味は思わず笑みが溢れるほど美味かったです。