こんばんは。女優の卵、2年の富岡です。
私は今期英語の授業を履修しました。授業は、映画鑑賞を通してオーラルコミュニケーションスキルを強化するという目的で進められます。授業の大半は、『プラダを着た悪魔』という映画を観て、その映画のスクリプトと照らし合わせながら日常会話において使われる英語などの口語表現などを学びます。そして、学期末にはグループで映画制作というのが最終課題となっています。楽しそうでしょ
ここで最終課題についてのお話をさせていただきます。
まず最終課題の制作にあたって、グループを組みます。私は、体育会相撲部のT君、競争部のK君、体操部のCさん、ONZE(サッカーサークル)のN君とY君の6人と、見て分かるように体育会ばかり集まったグループになってしまいました。あまり期待できる作品はできないだろう、とこのグループの誰もが多分思っていたことでしょう。
次に映画の内容を決めます。映画の内容はどうしよかと話し合って、飽きてきたところで毎回授業で観ていた『プラダを着た悪魔』をモチーフにした映画を作ろうということで決定しました。
ここで、『プラダを着た悪魔』のあらすじを紹介します。(goo映画 あらすじより)
大学を卒業したばかりのアンディの夢は、ジャーナリスト。しかしそんな彼女が、ひょんなことから就いたのは、NYの一流ファッション誌の編集長アシスタント。多くの女性が憧れる職業かもしれない。でも当のアンディには興味ゼロの世界。果てはジャーナリストになるため!と職場に向かったのは良いけれど、彼女が手にしたアシスタント職は、生易しいモノではなかった。超カリスマ的な存在として君臨する編集長のミランダは、まさに「プラダを着た悪魔」だったのだ。
と、この超カリスマ編集長ミランダの過去を自分らで考えて編集しようと思った訳です。私たちの考えた映画のあらすじは以下です。
ミランダは映画の中ではとてもオシャレで威張っているけど、実は昔ダサくて何人もの男に振られてきた。そしてある彼氏に「おまえダサい」と言われたのが悔しくて、きれいになって見返してやります。そのことで自信を持ったミランダは新たな夢を持って「RUN WAY」というNYの一流ファッション誌に入社する、、、
このミランダ役を誰がやるかということで、「おまえいつもダサいカッコしてるからとみーやれ」という相撲部のT君の一言でそっこーで私に決まってしまいました。セリフ多くて覚えられないし、めんどくさいから嫌だ。という意見はもちろん聞いてくれるはずもありませんでした。しかし、ダサいのは別にいいけど、きれいになったときのカッコはどうするのか、という問題に対してみんなでものすごく真剣に悩みました。
結局、何とかなるかということで、さっそく撮影に取りかかりました。SFCの諭吉像の前をだぼだぼのスウェットで駆け抜けたり、SABWAYのサンドイッチを大量に買い占めてそれを一人で食いあさったり、実家でみかんとお茶を飲んでるシーンを弟に頼んで撮影してもらったり、、、
英語のセリフは全く覚えられないので、カンペをビデオの横にくっつけてしゃべったり、カメラの見えない位置でしゃべったりといろいろと工夫して撮影しました。
そして、一番の問題点だったきれいになったシーン。結局、普段よりちょっと小綺麗にした感じですませました。いや、普段と全然変わってません。ほんと大変申し訳ありません
そんな感じで、締め切り間際にになんとか映画は完成しました。(編集はほとんどONZEの1年生の二人におまかせ)
授業内で6グループの作品を観て、ベスト映画賞、主演男優賞、主演女優賞などをクラス全員の投票で決めます。他のグループの作品はとてもクオリティーが高くて、とても学生が作ったような作品だとは思えないほど素晴らしい映画もありました。そんな中で、私たちの映画は全グループの中で2位、そして私はなんとベスト女優賞と、とても嬉しい評価をいただきました。
映画制作など経験もなかったので、最初は完成させられるか色々と不安もあったし、やる気もありませんでした。しかし、撮影を重ねるうちに完成が楽しみになっていったし、仕上がったときはやりきった感でいっぱいでした。映画制作を通してメンバーとは仲良くなったし、多少英語を楽しめたので、この授業を履修してよかったな、と思ってます。
ちょっと長くなってしまいましたが、SFCの授業の一部の紹介でした。
女優デビューしようかな、とかちょっと考えたり。
調子に乗りました。すみません。
以上です