ご無沙汰しております、3年主務の日時本です。そうです、昨年に引き続きです。僕と平野は幹部交代ではなく幹部継続です(なんなら平野は3年目、ぱねえ)。
さて、ちょうどこれを書いている今日、チーム後藤は最初の一週間を終えました。練習の雰囲気もよく、周りから意見を吸い上げつつもかなり後藤のやりたいことを下に明確に伝えられているのではないかと思います。先輩方におきましては、チーム後藤がどう動いているのか、一目見に来るだけで良いので是非日吉道場にお越しください。
最上級生になったこのタイミングで僕たち3年生はもう一つやらねばならないことが発生しました。
そう、皆様ご存知就活です。
最近では同期で顔を合わせればまず出てくるのはもっぱら
「やれOB訪問が」「やれインターンが」
といった話題ばっかです。
それに引き換え僕は大したことはやっておらず、いつも微妙な笑顔でそれを聞いてます。道場で荒木と今年のFA市場について話しているほうがよほど気が楽です。
ただこれに関しては目を背けた程度では到底逃れられません。
そうなると「動かなくちゃ」となるのは自然の摂理で、何かやろうと思い、久々に本を読んでいます。
元々読書大好き少年でしたが、大学に入り何故かめっきりしなくなりました。別に理由があるわけではありません。
しかし、止めた理由がなければ再び始めるのはそこまで苦ではなく、習慣付いていた事なら尚更です。
とりあえずこれを機に錆び付いた頭を磨くべく本を手に取った次第です。
まずは長い間積んであった本たちを何冊かしばき、次に「どうせなら為になる本を」と手に取ったのが現日本ハムファイターズ監督、栗山英樹著『栗山ノート』でした。
これは端的に言えば栗山英樹流の組織作りのノウハウを、彼自身の愛読書である『論語』や『四書五経』などの古典や、京セラ創業者の稲盛さんの言葉から引用しつつ説いていくものです。
栗山英樹は2012年にファイターズの監督に就任して以来、毎日の習慣にしていることがあり、それが「栗山ノート」を書くこと、だそうです。その日あったこと思った事を連ね、時に人の言葉を書き留めておく。これを2012年から7年間続けています。そして、遂に今年それに多少手を加え、本人が特に大事だと感じた部分を抜粋してまとめた、というところです。
詳しい内容は伏せておきますが、この本を読んでいると自分がいかに未熟な人間かという事を思い知らされます。組織の上に立つ人間として足りない部分・出来ていない部分が多すぎて嫌になります。どれほど栗山監督が苦心して、考えに考え抜いて組織を動かしているのか、そこに触れる度になんとも言えない気持ちになります。「たかが学生だろ」と思うかもしれませんが、学生だろうがなんだろうが、責任の生じる立場にいる以上絶対に考えなければならない事です。
結局は就活と同じですね。
ただ、これは成長のチャンスでもあります。そう捉えなければ何も変わりません。
何はともあれ、チーム後藤は始動し、僕は再び読書を始めました。面白い本、オススメの一冊等お待ちしております。
以上。