こんばんは、林です。
ここ数日、最後の日誌を簡潔に終わらせるか、自分の思いを長々と書くか迷っておりました。
僕自身、この日誌で部員の意外な一面や思いを知ることが好きなので最後くらい柔道や部に対する思いを長々と書き連ねたいと思います。
お付き合いください。
6歳の時、父と兄の影響で気づいたら柔道を始めていました。
当時は柔道が大嫌いで、狸寝入りや仮病を使って練習をしょっちゅう休んでいました。親にバレてそれが通用しない時は、泣き喚いていました。
たしか小学4年生の頃でしょうか、ふと「練習を休む自分ってダサいな」と思いそこから真面目に練習に取り組むようになりました。
おかげで少しずつ勝てるようになり、もっと勝ちたい、柔道が楽しいと思えるようになりました。
中学2年時に顧問が変わり、練習がかなりハードになりました。それまでの練習とは比べものにならないくらい大変でしたが、心の底から柔道を楽しんでいたと思います。
塾高時代、毎日が本当にしんどくて、消えてしまいたいと思っていました。中学の時に比べたら余裕だろなんて思っていた高校入学時の自分をひっぱたいてやりたいです。
辛い3年間でしたが、本当にたくさんのことを教えていただきました。この3年間が僕の根幹、人生の礎を形作ってくれました。
そして大学。これまでとの練習環境とは大きく変わり、自分で自分を追い込まなければ強くなることはできません。今までとは違う辛さを感じました。
大学1年、2年、3年時に膝、腰の手術をしました。大学4年間のうちほとんどをリハビリとトレーニングをして過ごしました。1年ちょっとしか柔道をしていません。トレーニングをしてパワーさえつければ勝てると思ったこともありましたが、柔道がそんな簡単なはずはありません。
復帰するたびに柔道の難しさ、辛さをひしひしと感じました。
2年の山室のように怪我と向き合い、手術をせずとも必死に柔道をする道もありました。ただ僕にはそんな覚悟はありませんでした。怪我をして手術、リハビリとトレーニングをして復帰、すぐにまた怪我をして手術、これを繰り返してばかりです。
辞めてしまおうかと真剣に考えたこともあります。ただそんな時、林の復帰を楽しみにしてるからと言ってくださるOBの先輩方、柔道部と後輩のことを思い導いてくれる先輩、真面目で勝利のために真摯に柔道に取り組む同期、柔道をしないこんな僕を慕ってくれる後輩、そしていつも支えてくれる両親がいたから続けることができました。早慶戦で絶対に勝たなければならないという思いを持ち続けることができました。
本当にありがとうございました。
今年の8月に膝の怪我から復帰し、3ヶ月ちょっとしか柔道をしていませんが、付け焼き刃でもなんでも死に物狂いで戦い、勝利したいと思います。
チーム澁沢は勝ちます。
応援の程、宜しくお願いいたします。
長文乱文失礼いたしました。