こんばんは、森下空です。
私は、受験生係を務めているため、塾高生の応援も兼ねて、地元福岡で開催される金鷲旗に行ってまいりました。
会場に着くと、せっかくなので、試合前に母校の監督に挨拶に行こうと思ったのですが、なぜか生徒だけでアップしていました。おかしいなと思っていたら、後輩に聞いたら「今日先生は自然教室に行っているので、来ませんよ。先輩が監督で入ってください!」と言われ、急遽私が母校の監督を務めるようになりました。
人生初、監督として畳に上がりました。
実際、監督は責任重大で、僕の心臓はバクバクなっていおり、正直、笹野監督を召喚しようとも考えました。選手より緊張してます。
とりあえず、喝を入れてやろうと思い、
私「俺が監督になった限りは、全国優勝するぞ!」というと
後輩「おおおおっ!」
とふざけてるのか本気なのかわかりませんが、気合いは十分でした。
後輩は、「森下先輩がいるから安心だな!」とか思ってもないことをわーわー言っております。
こやつら何言っとるんだ。
ですが、もちろん現実はそう甘くはありませんでした。
そんな中試合が始まりました。そこで大事なことを忘れていたことに気づきました。
それは、後輩の柔道スタイルを聞いてなかったことです。
試合中、背負い投げが得意な子に、
森下監督「そこぉ内股!」
後輩「あいつ、内股できません!背負いがうまいです!」
寝技が得意な子に
森下監督「時間がないから、立ち技で勝負しろ!」
後輩「あいつ寝技でしか勝てないです!」とか言ってドカンっと投げられたりともう散々でした。
監督って超大変です。
振り返ると最後は「ペース変えんなよ!」「ファイティン!」しか言ってなかったと思います。
結果は、残念ながら負けましたが、後輩たちの成長に驚きました。体重が倍以上ある相手にも臆することなく果敢に攻め続けていたあの姿には、福高魂を感じました。
敗因は、完全に余計な口を叩き続けた私です。何が優勝だ、ごめんなさい。
ですが、なんだかんだいい経験になりました。
塾高の後輩たちも最終日まで勝ち残り、本当に素晴らしい戦いぶりでした。
塾高出身じゃないので言っていいのかわからないですが、自慢の後輩です。
鏑木先生の愛がある厳しいご指導を乗り越えてきた後輩たちは、どこの強豪校よりも逞しく思えました。これからも、自信持って頑張ってください。
母校と塾高の後輩たちに負けぬように、早慶戦に向けてこれからもより一層気を引き締めて頑張りたいと思います。
終わり。