こんにちは。1年生の五十嵐です。

今日は3月3日ひな祭りの日です。私の家にも可愛らしいお内裏様とお雛様が飾られています。母はこの二人を見るたびに、なんか太った気がしない?と聞いてきます。怖いです。あり得ません。

 

話は変わりますが、私は昨年の10月から鯛焼き屋さんでアルバイトをしております。バイトを始めて早5ヶ月、ようやく鯛焼きを焼くことができるようになりました。めでたい!ですね。

私が働いている鯛焼き屋さんは天然鯛焼きをウリにしています。天然鯛焼きとはなんだい!といいますと、、、鯛焼きには養殖鯛焼きと天然鯛焼きの二種類があります。

養殖鯛焼きは恐らく多くの人が目にしたことがあり、イメージしやすいと思いますが、1度に多くの鯛焼きを焼くことができる鉄板タイプの焼型を用いた大量生産型の鯛焼きです。こちらは生地の焼き上がり方がふんわりとした食感になります。それに対して、天然鯛焼きは一丁2キログラムの重さの焼型を火床の上でガチャガチャと1匹ずつやく「一丁焼き」の製法でつくられた鯛焼きです。こちらは直火で短時間で焼き上げるためカリッとした食感になります。

「一丁焼き」の工程は、焼き型の上に生地をひき、その上にヘラを使って手の感覚だけを頼りに決められた量の餡をとりのせ、生地をかけ火床の上に置き、いくつも並べられている焼型をガチャガチャとひっくり返し、、の繰り返しです。この作業は、商品としてお客様に提供する事ができる綺麗な鯛焼きを作るための正確さと焦がさないためのスピード、そして焼き上げるタイ!ミングが求められます。そのためには餡をいかに早く正確に規定量をとることができるかが勝負です。しかしこの作業が一番難しいです。未だに35gほどのブレがあります。

鯛焼きを焼けるようになるまではこの作業だけをひたすら練習しました。正直この練習は退屈でいつまでたっても上達しませんでした。しかし、何回も練習することによってコツを掴んでだんだんとる餡の重さも安定するようになりました。そしてたい焼きを一人で焼けるようになりました。

なんか柔道と似ているなと思いました。出来ないことをひたすら練習してだんだんとできるようになり、結果として現れた時、達成感と嬉しさを感じる事ができる、これは柔道でも勉強でもたい焼き屋さんでも一緒なんだなと思いました。鯛焼き屋さんだけではなく何事にも自分の成長を感じ、達成感を得ることのできるように頑張り、たい!と思います。

ということで、鯛焼きを焼けるようになったのでまた新しいアルバイトに挑戦してもいいかななんて思ってます。

私の拙い鯛焼きの話を読んでいただきありがとうございました。